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元S・バンタム級王者バスケスがガンの闘病生活 マルケス弟と激闘シリーズ

2024年11月14日 9時47分

 激闘を売り物にした元S・バンタム級王者イスラエル・バスケス(メキシコ)がガンの闘病生活を送っている。WBCが発表した。診断書によるとバスケス氏(46)は難病の肉腫ガンを患っているという。

王者時代のバスケス氏

 バスケス氏はホセ・ルイス・バルブエナ(ベネズエラ)に12回ストップ勝ちでIBF・S・バンタム級王座に就き2度防衛。オスカル・ラリオス(メキシコ)からWBC王座を奪い、07年3月にラファエル・マルケス(メキシコ)にTKO負けで陥落。しかしこれが激戦だったことから人気を呼び、5ヵ月後に第2戦が組まれ6回TKO勝ちで王座に返り咲く。続く08年3月の第3戦は死闘になり、2-1判定勝ちで王座を守った。

 「試合内容が過激すぎる」という理由でWBCは両者にドクターストップを命じるほどで、バスケス氏は激闘の影響で右目の視力を失っていた。10年5月にマルケスとの第4戦が実現したが、その影響もあってか、バスケス氏は3回KO負け。これがラストファイトになった。

 その後、居住するロサンゼルスでトレーナーに転身し、スペイン語テレビの中継で解説者を務めていた。しかし数年前、原因不明の病気を患い、体重が激減。久しぶりにコメンテーターを務めた時もゲッソリとやせた姿が印象的だった。

 WBCマウリシオ・スライマン会長は事態を憂慮し「GoFundMe」というインターネット・ページを通じてバスケス氏の治療費への募金を呼びかけている。

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