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タノンサック・シムシーが4年7カ月越しの世界戦に意欲 6.19東京でアラネタと

2025年5月17日 9時56分

 グリーンツダジムと契約しているIBF世界L・フライ級2位、タノンサック・シムシー(24=タイ)が16日、大阪市旭区のジムで行われた会見にリモート参加、6月19日に行われる同級1位、クリスチャン・アネラタ(30=フィリピン)との王座決定戦(東京・大田区総合体育館)の意気込みを語った。タノンサックは20年11月に大阪でWBAL・フライ級スーパー王者の京口紘人(ワタナベ)への挑戦が決まっていたが、前日計量後に京口ら相手陣営に新型コロナウィルス感染の陽性反応が判明、試合が急きょ中止となっっており、実に4年7カ月越しの世界初挑戦となる。

リモートで会見を行ったタノンサック

 「あれから長かったが、経験を重ね、今回の方が自信はある」と38勝34KO1敗のタノンサックは世界王座獲得に意欲十分。対戦相手のアラネタは25勝20KO2敗の強打を誇るサウスポーだが、「いい練習を続けているので、怖さはない」という。

 タノンサックは2019年グリーンツダジムと契約、無敗で世界に臨みかけたが、無念の中止に。この後、22年9月には矢吹正道(緑)のTKO負けして初の敗戦を喫したが「いい経験ができ、防御の大事さを学ばせてもらった」とこの後も勝利を続けた。昨年12月、谷口将隆(ワタナベ)とIBF世界L ・フライ級2位決定戦とOBF同級防衛戦を戦い、2-1の判定で今回のチャンスをつかんだ。

 タイ北部のシーサケット出身で、5人きょうだいの2番目。7人家族を支えるために18歳でムエタイからボクシングに転向。日本で稼いだファイトマネーで4部屋の一軒家を建てて、家族にプレゼント。その新居に、ベルトを持って帰るのが目標だ。地元では元WBC世界S・フライ級王者、シーサケット・ルビンサイ(38=タイ)の再来とも呼ばれる人気者だ。タノンサックは今月26日に来日、グリーンツダジムで調整する。

 なお当日は佐々木尽(八王子中屋)が王者ブライアン・ノーマンJr(アメリカ)に挑むWBO世界ウェルター級戦がメイン。試合はLeminoプレミアムでライブ配信される。

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