現地時間20日、米国カリフォルニア州インディオのファンタシー・スプリングス・カジノにてWBAスーパー&WBO世界ミニマム級タイトルマッチが行われ、二冠王者のオスカル・コヤソ(プエルトリコ/104.6ポンド)がWBA10位、WBO7位のジェイソン・バイソン(フィリピン/104.4ポンド)に7ラウンド1分41秒TKO勝ち。王座を守った。
23年2月には後楽園ホールでのちにWBAフライ級王者となるユーリ阿久井政悟(倉敷守安)とフライ級10回戦を戦っているバイソンはライトフライ級が主戦場。プロデビューはミニマム級ながら105ポンドを作るのはおよそ7年ぶりとあって厳しい減量だったことは容易に想像がつく。また当初はフィリピンのボホールで同日にレジー・スガノブ(フィリピン)とIBF挑戦者決定戦を行うことが発表されていたものの世界戦のオファーが届き、スガノブ戦を急遽キャンセル、今回の世界初挑戦に漕ぎつけていた。
初回終了間際、サウスポー王者が右フックをラリアット気味に引っ掛け、バランスを崩したバイソンが両手を付くとトーマス・テイラー(米国)レフェリーはダウンと裁定した。しかし2ラウンド30秒過ぎにはバイソンも右ストレートをヒットするなどポイントを取り返す。4ラウンドには王者の左ストレートで顔を跳ね上げられたバイソンだが、ボディーへパンチを集めて頑張る。
中盤、王者は巧みに上下へ打ち分けながらバイソンのスタミナを削った。迎えた7ラウンド、開始からロープを背にするバイソンがコヤソの攻勢に圧されたところでコーナーからあっさりと棄権の意思表示があり、レフェリーがストップした。28歳のコヤソは13戦全勝10KOとし、WBAは初、WBOは5度目の防衛に成功した。27歳のバイソンは14勝8KO2敗1分。世界同級チャンピオンのメルビン・ジェルサレム(WBC)、ペドロ・タドゥラン(IBF)に続くことはできなかった。
■フンドラ妹TKO防衛
セミファイナル、女子4団体統一フライ級タイトルマッチでは、統一チャンピオンのガブリエラ・フンドラ(米国/110.2ポンド)がアレクサス・クビツキ(カナダ/110.6ポンド)に7ラウンド43秒TKO勝利、王座防衛を果たした。
試合は王者優勢で迎えた7ラウンド開始直後にドクターチェックを要請したレイ・コロナ(米国)レフェリーが再開後、王者の連打が入ったところで割って入りストップ。クビツキは不満の表情を見せながらコーナーに戻っている。23歳のフンドラは17勝9KO1ノーコンテスト。当初の対戦相手のビザ取得トラブルにより、試合の約1週間前に代役となった22歳のクビツキは13勝2KO2敗。
セミセミのウェルター級8回戦は、23年タシュケント世界選手権ライトウェルター級金メダル、24年パリ五輪63.5kg級ベスト8のルスラン・アブドゥラエフ(ウズベキスタン/141.6ポンド)がプロ3戦目のリング。ケビン・ジョンソン(米国/140ポンド)に8回判定勝利を収めた(80-72、79-73が2者)。ダウンシーンはなく、やや盛り上がりに欠けた展開ながら終始手数で優勢に立ち、攻めの姿勢を見せた23歳のアブドゥラエフは3戦全勝1KO、32歳のジョンソンは12勝8KO8敗となった。
