帝拳プロモーションは3日、ジム主催興行における安全対策として「帝拳セーフボクシングプロジェクト」を発足したことを発表した。帝拳は8月2日の主催興行で2選手がリング事故のため死去したことを受け、ボクサーの安全対策の抜本的強化をする意志を表明。9月6日の興行を延期して安全対策の構築に取り組んでいた。
帝拳はこのたび、後楽園ホールからも近い日本医科大学(東京都文京区千駄木)の全面協力を取り付けた。ジム主催興行の日程を同大学附属病院高度救命救急センターと共有し、興行を行う際には会場に救急科専門医と救急救命士が待機する「ドクターカー」を配備する。同センターとは直通電話(ホットライン)をつなぎ、実際に試合出場選手に異変が起きた場合は速やかに連絡。同センターのドクター(救急科専門医もしくは脳神経外科専門医)の判断によっては、ドクターカーで迅速に搬送し、医療処置を施すという。
そのほか、帝拳は日医大と所属選手の定期健診などのデータ収集・蓄積、日常のジム内での事故対応なども含め、連携をとるという。
今後は、日本プロボクシング協会(JPBA)とも意見交換をし、このプロジェクトを都心部開催の全興行適応に拡大していきたいとしている。
なお延期されていた9月6日の興行(DYNAMIC GLOVE on U-NEXT36」はこの安全対策体制のもと、あす開催される。メインの豊嶋亮太(帝拳)-安達陸虎(大橋)のS・ウェルター級2冠戦や前世界王者・岩田翔吉(帝拳)の再起戦など、注目試合が行われる。
