再戦も接戦 山口仁也が重里侃太朗に2-1判定、初防衛

試合情報(日本語)

 日本S・フライ級タイトルマッチが14日、後楽園ホールで行われ、チャンピオン山口仁也(三迫)が1位挑戦者の重里侃太朗(志成)に10回2-1判定勝ち。タイトルの初防衛に成功した。

再戦を制し、初防衛に成功した山口㊧

 両者は昨年のカーニバル最強挑戦者決定戦で対戦し、引き分け。勝者扱いの山口がタイトルマッチに進み、吉田京太郎(ワタナベ)との決定戦を制してチャンピオンに輝いた。

 サウスポー同士、その拳は早くもトップスピードに近い。重里が動いて回転良くパンチをまとめるが、山口もガードを固めてよく見てプレスをかけながら応戦する。数では重里が上回るが、山口も左ストレート、そしてボディーを打ち込む。5回を終えた途中採点は、48−47(山口)が二者と49−46(重里)と割れた。

 後半も動く重里と追う山口という基本的な展開は変わらず。手数、運動量で上回る重里が先に打っても、打ち返して攻防の後を取った山口の印象がわずかにジャッジに訴えたか。両者止まらず、止まらないまま終了のゴングが鳴らされた。

 「世界に向けて、一つ一つクリアしていきたい」と誓った山口の戦績は7勝2KO1分。初戦から1戦も挟まずこの試合に賭けてきたが届かなかった初黒星の重里は7勝2KO1敗2分。

中川健太は判定勝ち

 セミでは元日本&WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級王者の中川健太(三迫)がソン・ウェイ(中国)を判定で下し、昨年4月の王座陥落からの3連勝を記録した。スコアは79‐73、80‐72×2の3-0。

 積極的に振ってくるソンのスイングを、ガードで抑えながら中川はパンチを返していく。後半の中川はステップを交えてソンの勢いを散らして左右ボディー、そして右のフックを引っ掛ける。回が進むとさらに右アッパーを加えてソンの顎を何度も跳ね上げた。

 それでも気持ちの折れないソンを相手に最終ゴングを聞いた中川の戦績は27勝14KO5敗1分。日本のリングは1年半振りだった。3連敗のソンは6勝4KO3敗1分。

◆54kg契約8回戦
山口友士(三迫)[判定(3−0)79‐73×3]五十嵐春輝(湘南龍拳)
 忙しく上体を動かしながら左を飛ばすサウスポーの五十嵐を、山口は落ち着いてよく見て拳を確実にコンタクトし、徐々に回転を上げていく。抵抗する五十嵐に、左ボディー、右ストレートをヒットする山口。必死な五十嵐に対して山口の表情は余裕が窺えた。プロで初めて兄(仁也)と同じリングに立ち、連敗から脱出した山口の戦績は3勝2敗。敗れた五十嵐は7勝4KO5敗1分。

◆バンタム級8回戦
ツァオ・ジャンタオ(中国)[TKO5R48秒]東泰誠(TOUGH BOY)

観客 1098人

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