現地時間8日、米国のテキサス州フォートワースにあるディッキーズ・アリーナにてゴールデンボーイ・プロモーションズ主催興行が行われ、メインのWBC暫定スーパーウェルター級タイトルマッチは、暫定チャンピオンのバージル・オルティス(米国/153.8ポンド)がWBC4位のエリクソン・ルビン(米国/154ポンド)に2ラウンド1分30秒TKO勝利。暫定王座の防衛に成功した。
リングサイドにWBA暫定王者のジャロン・エニス(米国)が座る中でゴング。ガードを上げながら前進するオルティスに対し、サウスポーのルビンはジャブを突き距離をキープしようとする。
2ラウンドもオルティスのプレッシャーが上回り、ルビンがロープを背にした。ガードを固めながら右フックを狙うルビンに対し、オルティスはガードの内外からコツコツとパンチをヒット。最後は右フックをルビンのガードの外側から巻き込むようにテンプルに打ち込むと、ルビンは手をだらりと下げて棒立ちに。ここでジェームス・グリーン(米国)レフェリーが割って入った。
正規王者セバスチャン・フンドラ(米国)が活動する状況で暫定王座2度目の防衛を果たした27歳のオルティスは24戦全勝22KO。元WBC同級シルバー王者でもある30歳のルビンは27勝19KO3敗。WBOでは3位につけている強豪だが、ここ一番で打たれもろさを露呈し、王座をつかみ損ねている。勝利者インタビュー中にエニスもリングに上がって来年の対戦を匂わせると歓声が挙がった。
■S・ミドル級世界ランカーのフルジュンはドロー
セミファイナルのWBA北米大陸スーパーミドル級王座決定戦はWBA6位のダリアス・フルジュン(米国/167.8ポンド)がデビッド・スティーブンス(米国/168ポンド)と10回引き分け。スコアは96-94(フルジュン)に95-95が2者。
序盤から揉み合いの多い展開。中盤には早くもブーイングが聞こえ、その後もお互いに決定的な場面を作れないシーソーゲームとなり、大きなヤマ場のないままゴングを聞いた。29歳のフルジュンは14勝12KO1敗1分。5月に初黒星を喫したベクテミル・メリクジエフ(ウズベキスタン)戦からの再起戦を勝利で飾ることはできなかった。世界ランカー相手に奮闘を見せた25歳のスティーブンスは15勝10KO2敗1分。
ミドル級10回戦はIBF13位、アマリ・ジョーンズ(米国/159.6ポンド)がシェイディ・ガモール(スウェーデン/159.2ポンド)に3ラウンド2分54秒TKO勝利。3ラウンドに2度のダウンを奪い試合を決めた23歳のジョーンズは15戦全勝13KO、35歳のガモールは14勝9KO3敗。
パリ五輪スーパーヘビー級ベスト16のジョシュア・エドワーズ(米国/231.4ポンド)はヘビー級6回戦に出場し、ジノ・ボリス(米国/239ポンド)に3ラウンド2分34秒TKO勝利。25歳のエドワーズは5戦全勝全KO。カットによる出血も手伝い、不本意ながら敗れた30歳のボリスは5勝全KO2敗。
WBA米大陸クルーザー級王座決定戦はWBO5位、IBFでも8位につけるロビン・サファー(スウェーデン/199.8ポンド)が元WBCクルーザー級シルバー王者のデリック・ミラーJr.(米国/197.6ポンド)に10回判定勝利。サファーが新王者となった(3対0/79-70が2者に78-71)。2ラウンド終了間際に頭突きを入れ、減点1を課された32歳のサファーだったが、戦績を19戦全勝13KOとした。ワンサイドながら粘りを見せた35歳のミラーJrは18勝10KO1敗。
ミドル級8回戦はWBA同級11位のエリック・プリースト(米国/160.2ポンド)がエスネイケル・コレア(ベネズエラ/159.6ポンド)と8回引き分け(79-73でプリースト、77-75でコレア、76-76)。全勝レコードがストップした26歳のプリーストは16勝8KO1分。奮闘を見せた27歳のコレアは16勝14KO7敗2分。
