“金沢の星”藤野零大はKOでWBCユース王座初防衛 武藤涼太、村田碧の松田ジム勢も勝つ

試合情報(日本語)

 カシミジム主催の興行「拳の嵐」が16日金沢市の石川県産業展示館3号館で行われた。この日はユースのトリプルタイトル戦(すべて8回戦)が目玉で、メインのWBCユースS・フライ級タイトル戦は、チャンピオンの藤野零大(カシミ)がヤン・ソクス(韓国)の挑戦を6回47秒、10カウントを聞かせてKOに撃退し、去る8月に獲得した王座の初防衛に成功した。

ヤンをKOした藤野

 食い下がる相手に対し、時にオーソドックスからサウスポーに変わりながら優勢裡に試合を運んでいた藤野は、5回に右フックをボディーに叩き込んで最初のダウンを奪うと、続く6回に今度は左フックをわき腹に決めて2度目のダウン。今度はヤンも立ち上がれなかった。

 負け知らずの藤野はこれで9勝5KO1引分。今後の抱負を聞かれて、「来年は日本タイトルを狙いたい」と言い、最終目標が世界であることも公言した。敗れたヤンは7勝1KO2敗。

日本ユース戦で勝利した武藤(中央)、村田(左から2番目)の松田ジムコンビ。神足トレーナーが弟茂利さんの遺影を手にチーム松田で撮影

 セミの日本ユースS・フライ級王座決定戦は、村田碧(松田)と森脇龍星(KWORLD3)の間で争われ、2回にダウンを奪った村田が3-0判定勝ちし新チャンピオンとなった。

 新鋭同士の好カードはジャブの応酬でスタートし予想通りの接戦になりかけたが、2回に村田の左フックが決まると、森脇は腰が砕けてダウン。その後よく前に出て手数を出し続けたが、余裕の村田は時にアウトボクシングで森脇の攻撃をかわし、8回判定に持ち込んだ。採点は79-72(2人)、78-73と差が開いていた。 勝った村田は8勝5KO、敗れた森脇は2勝2KO2敗。
 
 また最初に行われた日本ユースS・バンタム級タイトルマッチは、チャンピオンの武藤涼太(松田)が地元の挑戦者山本愛翔(カシミ)に3-0判定勝ちしてタイトルを守った。武藤は9勝5KO1敗1分、山本は7勝1KO2敗。

 この日ともに勝利した松田ジムの村田と武藤の担当トレーナー、神足昌冶さんは8月の試合で亡くなった神足茂利さんの兄であり、故神足選手は武藤たちと一緒に練習もした仲だ。トレーナーは試合後のリング上で弟の遺影を手にチームマツダの記念写真に納まった。

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