100グラム超過の健文トーレスが5回TKO 原田海舟はデビュー7連勝 元王者冨田大樹引退式

試合情報(日本語)

 ミツキジム、ディアマンテジム主催の「ミツキ杯SURVIVE Vol.30×LA FIESTA DEL DIAMANTE Vol.10」は13日、大阪・堺市産業振興センターで行われ、メインの54.5キロ8回戦はOPBFバンタム級5位、健文トーレス(ミツキ)がフィリピンバンタム級4位、ジェイソン・ファクラリン(フィリピン)と対戦した。7月にキルギスで開催されたWBA世界S・フライ級挑戦者決定戦で敗れた38歳のトーレスの再起戦。トーレスは前日計量で54.5キロの契約体重にあと100グラムが落ちなかったが、試合は開催され、フィリピンの新星を左ボディーフックで圧倒、5回にはコーナーに詰めて一気のラッシュ、ダウンを奪ってレフリーストップを呼び込んだ。

体重超過も再起戦に勝ったトーレス

 セミの58キロ8回戦は日本フェザー級8位、原田海舟(25=ミツキ)が山森唯暁(22=横浜光)にしつこく食い下がられたが、要所で左ショートストレートを打ち込み、3-0の判定勝ちでデビューから7連勝(2KO)をマークした。セミセミの56.5キロ8回戦は日本S・バンタム級4位、中川麦茶(ミツキ)がタイ人選手に2-0の判定勝ちを飾ったが、内容的には攻めが少ない戦いに終始した。

デビュー7連勝の原田

 また元WBOアジアパシフイックL・フライ級王者、冨田大樹(28=ミツキ)の引退式がメイン前に行われた。高校生でプロデビュー、2016年全日本ミニマム級新人王を獲得、今年4月にバンタム級で勝利した試合を最後に引退することになった。19勝6KO2敗1分の成績で「高校2年でプロになりすべての試合を覚えている。楽しかった」と述べた冨田は塗装業で新たなスタートを切っている。

引退式に臨んだ冨田(前列左から3人目)

◇54.5キロ8回戦
健文トーレス(ミツキ)[TKO5回1分55秒]ジェイソン・ファクラリン(フィリピン)

 トーレスは1回、左ボディーフックを3連発見舞うなど、迫力十分の動き。終了直前に右ストレートをヒットしてダウンを奪った。ファクラリンはダウンしたものの2回から立て直して左右フックで反撃して試合は盛り上がった。トーレスは相手のパンチを見切って接近戦から強いパンチを浴びせ、5回に一気にラッシュ。赤コーナーに詰めて連打でダウンを奪って試合を終わらせた。

 トーレスは前日計量で最初は1キロオーバー。2時間かけて落としたが、再計量で100グラムオーバーしたままだった。試合後、トーレスはリング上で「あと100グラムが落とせず、対戦相手や関係者に迷惑をかけました」と謝罪。計量オーバーで半年間ライセンスが停止され、試合ができない処分を受けることになった。「来年は39歳になる。しっかり練習を積んで、処分明けにタイトルを目指していきます」とファンに宣言した。トーレスは16勝11KO6敗。

◇58キロ8回戦
原田海舟(ミツキ)[判定3-0(77-75、78-74、79-73)]山森唯暁(横浜光)

◇56.5キロ回戦
中川麦茶(ミツキ)[判定2-0(76―76、77-75×2)]ナッタポン・ジャンケーウ(タイ)

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