現地時間19日、ガーナ・アクラのガーナ大学スポーツスタジアムにて、IBFインターナショナル・ライトヘビー級王座決定戦が行われ、WBC12位のクレイグ・リチャーズ(英国/174.7ポンド)とWBC31位のダン・アジーズ(英国/174.5ポンド)が対戦、12回23秒KO勝ちしたリチャーズが新王者となった。
世界ランカーとして長いキャリアを持つもののトップクラスの壁にはじき返されている両者。上背で勝るリチャーズが長いジャブを突き、アジーズは懐に入ろうとしてスタートした試合は、4ラウンド終了間際、アジーズの入り際にリチャーズの右がヒット。アジーズがバランスを崩した。
時折、いい踏み込みを見せるアジーズのパンチが浅く当たる場面こそあるものの、多くのラウンドはリチャーズが有効打で優勢のまま終盤へ。9ラウンド終盤には右ストレートでアジーズの顔が跳ね上がった。迎えた最終回、アジーズが左フックを出したところへリチャーズが一瞬早く左フックをクリーンヒットすると、アジーズはマウスピースを飛ばし豪快にダウン。レフェリーはカウントを数えず両手を交差した。35歳のリチャーズは20勝13KO4敗1分。36歳のアジーズは22勝14KO3敗1分とし、プロキャリア初のKO負けを喫した。
■無敗アロティがラキネル破り新王者
WBOグローバル・スーパーフライ級王座決定戦はテオフィラス・アロティ(ガーナ/114.2ポンド)がIBFで5位につけるジェイアー・ラキネル(フィリピン/114.6ポンド)に12回判定勝利(119-109、118-111、116-112)。地元のアロティが新王者となった。
開始からサウスポーのラキネルが持ち前のハンドスピードを生かしながらプレッシャーを掛けると、アロティはガードをがっちりと固め、リングを広く使いながら相手の打ち終わりを狙う。両者キビキビした攻防を見せながらラウンドが進行し、決定的な場面のないままポイントは手数で勝るラキネルに流れていく。
7ラウンド終盤、ワンツーからの連打でラキネルを後退させ山場を作ったアロティは8ラウンドも前進し右ボディーを入れる。10ラウンド開始直後、ガーナのジョン・ドラマニ・マハマ大統領が会場に現れると突然ガーナ国歌が鳴り響き、観衆は試合そっちのけで大歓声。一進一退の展開は終盤まで続き、最終回はパワーで勝るアロティがテンポアップして左フックをヒット、ラキネルがバランスを崩した。
世界ランク入り濃厚の23歳、アロティは13戦全勝10KO。一方、WBCで6位、WBOでも12位にランクされる元OPBFフライ級王者の28歳、ラキネルは18勝14KO3敗1分。後半の失速が痛手となったかたちだが、10点差、7点差は気の毒な印象。
IBFインターナショナル・スーパーウェルター級王座決定戦はサンプソン・セグベジ(ガーナ/154ポンド)がイブラヒマ・ディアロ(ベルギー/153.3ポンド)に10回判定負け、ディアロが新王者となった(99-90、99-90、98-91)。
ほぼフルラウンドに渡り、セグベジをさばき切ったサウスポーの27歳、ディアロは13勝2KO2分。いいところなく敗れたこちらも27歳、セグベジは10勝7KO1敗1ノーコンテストとなった。
