李健太がWBO-AP王者にステップアップ 永田大士さばき3-0勝ち

試合情報(日本語)

 17日、東京・後楽園ホールで開催の『DYNAMIC GLOVE on U-NEXT Vol.39』。メインイベントで行われたWBOアジアパシフィック・S・ライト級王座決定10回戦は、日本王座を返上したWBO—AP1位の李健太(帝拳)が、元日本王者で昨年6月に2冠(OPBF&WBO—AP)を失った2位の永田大士(三迫)に大差3—0(99—91、99—91、100—90)判定勝利。2本目のベルトを獲得した。

永田を撃退した李㊨

 右ジャブを伸ばしながらじりじりと迫り、左右連打をボディーに叩きつける永田に対し、李は右フックを上下に、左アッパーを突き上げるなど強打で対抗。派手なブローで見栄えがいい李だが、しぶとくしつこい永田の前進攻撃にやや辟易する表情を浮かべ始めてもいた。

 しかし5回、永田をいなしてバランスを崩させた李は、すかさず強い攻撃を仕掛けるしたたかさを見せると、続く6回には右リードを上下に差しながら、ゆとりをもったフットワークで永田をコントロール。永田のブロックを突き破る強打をまとめ始めた。

 両者ともに目の上をバッティングでカットする流血戦となるが、愚直に迫り手数を出す永田に対し、李がステップで永田の周囲を回りながら左ストレート、左アッパーを強打。覚悟を持って相打ちを狙う永田を、一瞬速い強打で上回った。

 「本当は倒して勝ちたかった。世界ランカーと戦いたい気持ちはあるが、こういう試合をしていてはまだまだ」と反省する李(29歳)だが、スタミナの豊富さとタフネスの飛び抜けた永田をたくましく攻略した。11勝2KO1分。持ち味をいかんなく発揮した永田(36歳)は21勝7KO5敗2分。

金子㊨はスーを棄権に追い込んだ

■金子TKO勝ち
 セミファイナルのS・バンタム級8回戦は、WBO—AP4位の金子虎旦(帝拳)が元韓国王者スー・ハンビン(韓国)に5回終了TKO勝ち。フェザー級からの転級2戦目に勝利した。

 初回に左ジャブ、2回に右ストレート、左ボディーアッパーと繰り出した金子。スーは小さなステップでヒッティングポイントをずらす構えでまったく手を出さない。3回、スーがようやく前に出て手数を出し始め軽打をヒットしたが、金子は左ジャブを増やしてスーに鼻血を流させた。

 徐々に右ストレートを強打し、スーの連打に左ボディーカウンターを合わせだした金子は5回に強烈な右アッパーをクリーンヒット。スーはダメージを感じさせなかったが、この回終了後に韓国陣営が棄権を申し出た。

 「今年はなんらかのタイトルを獲って、S・バンタム級戦線に絡みたい」と話した金子(27歳)は9勝8KO1敗。23年6月の福井勝也(帝拳)戦(6回TKO負け)に続き、来日2戦目も敗れたスー(25歳)は6勝4KO4敗3分。

◇71.0kg契約6回戦
赤井英五郎(帝拳)[TKO1回2分3秒]ベー・ドンミン(韓国)

◇ライト級8回戦
中村駿(ワタナベ)[判定3—0(77—75、77—75、78—74)]阪本大樹(E&Jカシアス)

◇ミニマム級4回戦
本田優貴(八王子中屋)[判定2—0(39—37、39—37、38—38)]宮澤琉夏(伴流)

◇フライ級4回戦
下村京一郎(協栄)[TKO4回2分2秒]草野幸暉(川崎新田)

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