5月7日、ボディメーカーコロシアム（大阪府立体育会館）で開催されるIBFダブル世界戦で小野心（ワタナベ）の挑戦を受けるミニマム級王者、高山勝成（仲里）が2日、大阪市大正区の仲里ジムで練習を公開。「4団体王者になるために、この試合はクリアして、次のステージにつなげます」と2回目の防衛を誓った。

　前日の練習後の体重はリミットを400グラムオーバーと順調すぎる仕上がりぶり。すでに小野を想定したサウスポー中心に近畿大学のアマ選手も含め100ラウンドを超えるスパーリングをもこなした。とくに接近戦でのボディーから左右連打のコンビネーションに磨きをかけた。

　この日はスパーリングを行わず、中出博啓マネージャーの指示で、シャドーボクシング、サンドバック打ちで汗を流した。小野については「苦労を重ねてこられた選手ですし、ラストチャンスで向かってくると思うので、僕も気持ちで負けないように戦います」と語った。

　明日3日は井岡一翔（井岡）が史上最速の3階級制覇をかけて挑戦するIBF世界フライ級王者、アムナット・ルエンロエン（タイ）が大阪市浪速区の井岡ジムで練習を公開する。