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高山勝成が9回負傷判定勝ち、IBFミニマム級初V

2015年4月22日 20時23分

 IBF世界ミニマム級タイトルマッチが22日、大阪府立体育会館で行われ、王者の高山勝成(仲里)が挑戦者9位ファーラン・サックリンJr(タイ)に9回2分19秒負傷判定勝ち。初防衛に成功した。スコアは86-85、90-81、87-84。

高速連打でファーランを追い詰める高山(右)

 昨年大みそかに4団体制覇を成し遂げた高山がゴングと同時に仕掛けた。テンポの速い攻撃でファーランに襲い掛かる。一方、IBFフライ級王者アムナット・ルエンロエンを伴って入場した長身のファーランも、打ちおろしの右や左フックをカウンターで合わせ、目の離せない立ち上がり。今回は世界タイトルマッチとあってやる気が違った。

 しかし、高山の旺盛な手数がファーランのカウンターを上回るまでに時間はかからなかった。3回に入るとファーランをロープ際にくぎ付け。激しい連打で挑戦者を追い込んでいった。ファーランはボディワークを駆使するが、高山の攻撃をかわし切れない。カウンターをヒットする場面もあるのだが、チャンピオンの波状攻撃はまるで終わりがないかのように続いた。

 高山は7回に偶然のバッティングで左まぶたをカット。さらに攻勢を強め、猛攻を見せた8回には右まぶたをカット。結局この傷が原因で9回にストップとなった。

 今後の目標にWBA正規タイトルの獲得、さらには2階級制覇を挙げた高山は29勝11KO7敗1無効試合。世界初挑戦に敗れたファーランは27勝15KO4敗1分。

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