王者候補レイ・バルガスが世界前哨戦
2015年5月22日 12時19分
2015年5月21日 18時03分
WBO世界S・フライ級チャンピオン井上尚弥(大橋)の戦線離脱に伴い、6月20日メキシコシティで行われる同級1位ワルリト・パレナス(フィリピン)と同2位デビッド・カルモナ(メキシコ)の一戦が暫定王座決定戦に認められた。
米サイト「ボクシングシーンドットコム」が伝えたもので、大橋ジムにも連絡が入っている。それによると、WBOのチャンピオン委員会はパレナスとカルモナの試合を暫定戦として許可。勝者は90日以内に井上と対戦するよう求めている。
パレナスは現WBOオリエンタルS・フライ級タイトル保持者で、24勝21KO6敗のスラッガー。2011年から12年にかけてウォーズ・カツマタのリングネームで日本のリングに上がり、日本人選手には4戦全勝している。12年に日本でオスカル・ブランケット(メキシコ)に敗れてから7連勝。カルモナの戦績は19勝8KO2敗4分。13年12月の世界挑戦は、前王者オマール・ナルバエス(アルゼンチン)に7回TKO負けだった。
昨年末にナルバエスを衝撃の2回TKOで下して2階級制覇を達成した井上は、のちに右拳を痛めていたことが判明。陣営によると、その後は左腕中心のトレーニングに励んでおり、右拳の状態はだいぶ回復しているという。
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