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有冨、地元戴冠ならず……東洋太平洋フライ級戦

2010年9月5日 20時16分

 5日、名古屋国際会議場で行われたOPBFフライ級タイトルマッチは、王者ロッキー・フエンテス(比)が1位挑戦者の有富康人(松田)に8回2分13秒TKO勝ち。タイトル防衛に成功した。有富は地元での戴冠ならず。 左フックを顔に腹にと打ってくるフエンテスに対し、有富も必死に左ボディーで対抗したが、試合は終始王者ペース。5回に右スイングでダウンした有富は以降の王者の攻勢に耐えるも手数が減り、8回に連打でストップされた。 またセミに登場した前OPBF・Sバンタム級王者の大橋弘政(HEIWA)は比国ランカーのマーク・ジョン・ヤップに苦戦。好選手ヤップに序盤をとられたものの、持ち前の馬力で追い上げ、6回7回とダウンを奪って相手をヘトヘトにさせた末の逆転判定勝ちだった(77-73、76-74、76-75)。これで下田昭文戦から再起したことになるが「俺が弱かった。負けるかと思った」と率直に振り返っていた。

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