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ミドル級の西田光がタイトル前哨戦に完勝

2015年11月30日 21時45分

「ホープフルファイトvol.20」が30日、後楽園ホールで行われ、メインのミドル級8回戦は、日本同級1位の西田光(川崎新田)がラーチャシー・シットサイトーン(タイ)に3回1分48秒TKO勝ち。来年のチャンピオンカーニバル出場を確実にした。

いつも通り圧力をかけて勝利の西田

 ラーチャシーは元気よくスタートし、西田に右をヒットしたが、長くは続かなかった。パワーのある西田は圧力をかけるいつものボクシングでラーチャシーにロープを背負わせてボディブローを連打。左フックもヒットさせ、3回に左ボディを決めたところでストップとなった。

 西田は昨年7月、日本&OPBF王者の柴田明雄(ワタナベ)に挑戦して判定負け。再チャレンジに近づいた日本1位は「今日の試合ではまだまだなので、もっと練習します」とファンにタイトル獲得を誓った。西田は14勝6KO7敗1分。ラーチャシーは7勝4KO3敗。

片桐は中盤からジャブと右ストレートが冴えた

◇56.7キロ8回戦
片桐秋彦(川崎新田)[TKO7回2分50秒]コラレスカワシモ(レイS)
 4月に大坪タツヤ(T&T)に敗れ、日本タイトル挑戦を棒に振った元日本フェザー級ランカーの片桐は再起戦。横に動きながらやや変則的にパンチを繰り出すカワシモに対し、片桐はワンツーで攻めていったが、右を再三浴びて3回にはピンチを迎える。しかし逆に4回には左から好機を作ってカワシモにダメージを与える。5回からは堅実なジャブと右ストレートよくヒットさせ、7回に右を決めたところでストップとなった。片桐は17勝7KO8敗2分。カワシモは7勝2KO6敗1分。

◇女子バンタム級8回戦
三好喜美佳(川崎新田)[2-1(76-75、77-74、75-76)]カイジョンソン(竹原&畑山)
 元OPBF王者でWBAバンタム級4位につける三好は初回にカウンターを決めてダウンを奪う立ち上がり。2回以降はジャブからボディブローにつなげて試合を組み立てたが、長身のOPBF女子S・フライ級3位のカイが放つ右ストレートと返しの左フックを少なからず被弾して突き放すことができない。中盤以降は打撃戦となり、馬力で上回る三好が何とか押し切った。三好は11勝5KO8敗1分。カイは5勝2KO9敗3分。

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