ホープ上原拓哉、2回KOで無傷の8連勝
2015年12月14日 0時59分
2015年12月13日 21時32分
アマチュアボクシングの第69回全日本大学王座決定戦は13日、茨城県城里町の水戸桜ノ牧高校常北校体育館で行われた。東西の大学リーグ戦を制した2校が7階級11試合対抗で激突した結果、日大が8-3で芦屋大を破り、堂々の2連覇を達成した。
創部3年目で関西リーグを制した勢いで関東の名門日大に挑んだ芦屋大。結果は予想通りとはいえ、試合の多くは数字よりもはるかに競った内容だった。日大はL・フライの坪井、フライの村田、河野といきなり3勝。4戦目も佐々木康太がもたらしたが、これは派手な倒し合い。初回に佐々木の左ストレートを浴びて山内がキャンバスに叩きつけられるダウン。立ち上がった山内もこの回後半には逆に左を決めて佐々木を倒し返す。スリリングな攻防は2-1と割れた判定で日大の勝ち。
芦屋大もバンタムで国体王者の中嶋一輝が菅原を3-0で破り、ライト級でも1年の大内舜也が日大の主将木本盛宝に3ラウンドTKO勝ちする番狂わせ。しかし日大は続くL・ウェルター級で李健太が本間舜矢に技術の差を見せつけて3-0判定勝ちし、6勝目を上げ、早くも優勝を決めた。
李はこの勝利で今大会の最優秀選手に選ばれた。3賞の残りは、敢闘賞がL・ウェルター級の平仲信裕、技能賞がバンタム級の中嶋一輝と敗れた芦屋勢に授与されたのは異例である。
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