スター候補スペンスJr、元王者アルジェリを5回KO
2016年4月17日 15時32分
2016年4月17日 7時56分
アリーナは地元ウォーリントンを応援するファンで満員。スタートは地元ファンの後押しを受けるウォーリントンが攻勢をかけた。ガードをしっかり固めて長身の天笠に迫り、パワーは感じさせないものの、いくつかジャブを決めて先制した。スロースタートとなった天笠は3回に右アッパーを決めて徐々にペースアップ。6回に攻勢を強め、右アッパーを多用するなどして中盤はウォーリントンを下がらせた。
ややペースダウンにも見えたウォーリントンは9回から再び前に出る姿勢を強め、10回には左フックをきれいに決めて会場を沸せる。天笠は11回にバッティングで右目上部から出血。最終12回は天笠が気迫の攻めを見せた。終了のゴングとなると、天笠は天を仰いで悔しそうな表情を浮かべた。
スコアは117-111、118-111、120-107と大差がついたが、ワンサイドという内容ではなかった印象。試合を中継したスカイスポーツの採点は115-113でウォーリントンの小差判定勝ちだった。ウォーリントンは23勝4KOで無敗をキープ。この試合をクリアし、近い将来に世界挑戦する予定だ。敗れた天笠は30勝20KO6敗2分。
セミで行われたIBF世界バンタム級挑戦者決定戦は、元王者のスチュアート・ホール(英)がロドリゴ・ゲレロ(メキシコ)に3-0判定勝ち。スコアは117-111×3。
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