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カネロがWBC王座返上、ゴロフキンとの交渉は継続

2016年5月19日 10時59分

 WBC世界ミドル級王者のサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ=写真左)が18日、同王座の返上を明らかにした。カネロはWBCから同級暫定王者でWBAスーパー&IBF王者ゲンナジー“GGG”ゴロフキン(カザフスタン=写真右)と対戦指令を受けて交渉を進めていたが、WBCが定めた期限までに交渉が成立しなかった。

 カネロは「できるだけ早くこの交渉が成立してほしい。私はGGGと戦い、GGGを叩きのめすつもりだ」との声明を発表し、あくまでゴロフキン戦を希望していると強調。カネロをプロモートするゴールデンボーイプロモーションズのオスカー・デラホーヤCEOは「カネロはGGGとリングに上がり、自分がベストであることを証明したいと熱望している。しかし、我々は期限を強制された中での交渉はしない」との声明を発信した。

 これを受けてWBCはゴロフキンをミドル級の暫定王者から正規王者に昇格させることを決定。「WBCはカネロの大きな成功を希望する。ゴロフキンとアルバレスの対戦が実現することを楽しみにしている」と公式にアナウンス。これでゴロフキンはミドル級の3団体統一王者になった。

 一方のゴロフキンをプロモートするK2プロモーションのトム・ルーファー氏は「私はこの試合が100%実現すると信じている。もしカネロがゴロフキンを恐れているなら、カーン戦のあとにゴロフキンをリングに上がたりはしない」とESPNにコメント。交渉は時間を要しているとはいえ、円満に進んでいると強調した。

 対戦を5月まで先延ばしにしたいとの情報もあるデラホーヤ氏に対し、ルーファー氏は9月開催を希望しながらも「時間はたっぷりある。両者の対戦が次になるにしても、来年になるにしても、私は楽観的だ」と説明。話し合いの中心は試合報酬と開催時期、場所で、ウエートは問題にはなっていないようだ。

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