ワタナベジムの世界チャンピオン、WBA世界S･フライ級王者の河野公平と、WBA世界L･フライ級王者の田口良一、前WBA世界S･フェザー級王者の内山高志が14日、さいたま市内で開かれた後援会主催の激励会に出席した。

　河野と田口は8月31日に大田区総合体育館でダブル世界タイトルマッチを行う予定で、対戦交渉などの準備は大詰めを迎えているところ。田口は同級1位の宮崎亮（井岡）とのV4戦が内定。元WBA世界ミニマム級王者の宮崎を迎える田口は「打ち合いになるんじゃないかと思う。自分も打ち合いは好きなので、お客さんが喜ぶ試合になるのではないかと思う」と早くも試合をシミュレーション。来週からスパーリングを始める予定だ。

　WBAから1位（暫定王者）ルイス・コンセプシオン（パナマ）との対戦指令が出ている河野は、これまでに何度も防衛戦が延期されたり、対戦相手が変わったりしてきただけに「あまり早くからやっても気持ちが続かない。試合が決まればエンジンをふかす」と落ち着いたもの。それでも「8月にやるつもりでいる」と徐々にピッチを上げていくつもりだ。