現地時間21日ニューヨーク、ブルックリンのコニーアイランド・ボードウォークでゴングを聞くIBFウェルター級1位決定戦のプレゼンが18日、マンハッタンのレストランで行われ、対戦する2位エロール・スペンスJr（米）と6位レオナルド・ブンドゥ（シエラレオネ＝イタリア）、プロモーターのルウ・ディベラ氏らが出席した。このタイトルの王者にはミドル級統一王者ゲンナジー・ゴロフキンに挑戦するケル・ブルック（英）が君臨する。

　スペンス（26＝20勝17KO無敗）は4月、同じニューヨークで元S･ライト級王者クリス・アルジェリ（米）をストップして強さを改めて証明した。フロイド・メイウェザーの後継者の1人と呼ばれ、そのパフォーマンスが注目される。対するブンドゥ（41＝33勝12KO1敗2分）は14年12月ラスベガスで現WBA世界ウェルター級王者キース・サーマン（米）とフルラウンド戦ったタフガイ。最新試合で欧州王者に返り咲き、新星との対戦を迎える。

　会見を仕切ったディベラ氏は「エロールが予想有利でブンドゥがアンダードッグなのは明らかだ。だが彼（ブンドゥ）はビッグステージでのラストチャンスにかけており、勝ち方を知っているからエロールは要注意だ」と試合を売り込んだ。

　そしてPBC（プレミア・ボクシング・チャンピオンズ）のイベントで行われ、NBCが全米へ放映する一戦を「視聴者はバスケットボールの米代表（通称ドリームチーム）が金メダルを獲得した後この試合を観戦することになる。ボクシングにも金メダル効果を注入できればうれしい」と結んだ。Photo/BoxingScene.com