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井上尚弥に挑戦のペッチバンボーン「勝機は50-50」

2016年8月30日 19時28分

  9月4日スカイアリーナ座間でWBO世界S・フライ級王者の井上尚弥(大橋)に挑戦する同級1位ペッチバンボーン・ゴーキャットジム(タイ)が30日、横浜市内の大橋ジムで練習を公開した。

得意の左フックを打ち込むペッチバンボーン

 ここまで10勝8KO無敗、世界2階級制覇を達成しているエリート王者の井上に対し、ペッチバンボーンは38勝18KO7敗。苦労しながら世界初挑戦の座をつかんだ31歳は「井上は日本のスーパースター。彼と対戦できることをうれしく思う」とまずは世界挑戦の舞台に立てることに感謝した。

 キャリア中盤までは日本で1勝4敗するなど負けが込んだものの、2013年からは16連勝をマーク。「昔は基本ができていなかったが、キャリアを積んでボクシングが改善されていった」のだという。

 さらに2ヵ月前から、1990年代に日本で活躍した世界王者ユーリ・アルバチャコフと1勝1敗の戦績を残した元WBC世界フライ級王者チャッチャイ・サーサクン氏とタッグを組み、今回の大一番に備えた。チャッチャイ氏は「彼はアドバイスをすぐに実行できる能力がある。パンチの打ち方も少し修正した」と愛弟子のレベルアップに自信の表情だ。

 2014年9月、WBC世界L・フライ級王者だった井上がサマートレック・ゴーキャットジムと対戦した際、リングサイドで試合を見守った。兄弟子が11回TKO負けする姿を見て「これはかなわないな」と井上の強さに驚いたというが、あれから2年がたち、自らも確実に成長を遂げた。アップセットを狙うタイの技巧派は「いまはあのときほど(井上に)驚きを感じない。勝つ自信? 50-50だと思う」と笑顔で答えた。

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