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加納陸がWBO・AP王座決定戦、来年か再来年に世界

2017年3月6日 21時41分

  大成ジムの丸元大成会長は6日、所属の元OPBFミニマム級王者、加納陸(19)が5月5日、兵庫県三田市総合文化センター郷の音ホールで行われるWBOアジアパシフィックミニマム級王座決定戦に出場すると発表した。また、大成ジム後援会(福西文彦会長)が発足、会員募集も始まった。

5月5日に地元三田のリングに登場の秋月(左)と加納

 同級1位の加納と対戦するのは同級2位、ジェリー・トモグダン(23=フィリピン)。加納は昨年8月、WBO世界ミニマム級王者、高山勝成(仲里)に国内最年少世界王者を狙って挑戦したが、負傷判定で敗れているだけに、再び世界へ名乗りをあげる戦いとなる。

 加納は今回の王座決定戦は「負けてから2試合目で、モチベーションが高まる試合を組んでいただいた。再び世界戦を戦うためには、絶対に落とせない試合です」と気合十分。

 丸元会長は「高山戦はパワー負けの印象が強かったので、それ以来はフィジカルを鍛える練習に集中させている」と言い、加納自身も「パンチも強くなってきました」と進化に手応えを感じている。

 トモグダンは22勝10KO8敗3分のサウスポーで世界挑戦経験がある。丸元会長によると、フィリピン選手としては珍しい足を使うタイプだが、一発も秘めており、「加納には足を使わせて、若さと勢いで戦わせる。これに勝ってWBOのランキング上位に進出、来年か再来年に世界戦を戦わせたい」と語った。

 加納と並びジム期待の元WBCアジア・バンタム級王者でOPBF・S・フライ級15位、秋月楓大もアンダーカードでフィリピン選手と対戦する。

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