ダウン応酬の激戦! ジョシュアが劇的11回TKO勝ち
2017年4月30日 7時35分
2017年4月29日 21時41分
29日午後金沢市の石川県産業展示館2号館で行われたWBOアジアパシフィック・フェザー級王座決定戦は、WBO世界S・バンタム級4位のゼネシス・カシミ・セルバニア(カシミ)が、フィリピン・フェザー級10位のラルフ・ジョン・ルルに2回2分40秒TKO勝ちし、新チャンピオンになった。
日本のリングでは珍しいフィリピンの同胞対決となったが、カシミジムの輸入選手セルバニアが格の違いを見せつけて新たなベルトをゲットした。
初回から、左にかぶせるような速い右を打ち込んで優位に立ち、2回に入ると踏み込み鋭い右ストレートを顔面に打ち込んでルルをダウン。立ち上がったところをしばらく連打で追い回すと、福地主審が早々とストップをかけた。
不敗の29連勝12KOで空位の王座についたセルバニア(25歳)は、(倒したのは右だが)「左がよかった」ことを勝因にあげた。そして「世界チャンピオン、がんばる」とホームタウンのフアンに向かって片言の日本語で約束した。樫見直幸カシミジム会長によると、すぐ世界は無理でも、OPBF王座を狙う話、中国での試合などいくつか計画があるということだ。
なお、セミのライト級8回戦に出場した地元のスター、日本同級12位のハリケーン風太(カシミ)は、5回にアーニー・サンチェス(フィリピン)の右強打を浴びて2度痛烈なダウンを喫しTKO負けとなった。
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