元プロボクサーの死刑囚、袴田巌さんの支援を続けている日本プロボクシング協会（JPBA）は来年1月22日、袴田さんを再収監の危機から救おうと1.22“The最終ラウンド”支援アピールを実施。参加ボクサーを大募集することになった。

　袴田さんは14年3月27日、静岡地裁が出した再審開始決定により、48年間の獄中生活をへて釈放された。しかし、検察側はこの決定を不服として裁判は続いており、東京高裁が静岡地裁の決定を覆せば、再び収監される可能性がある。

　現在行われている即時抗告審で、弁護団側の最終意見書が1月19日までに提出されることを受け（最終結論は年度内に出る見通し）、JPBAではこの“最終ラウンド”を前に、東京高裁に要請行動を行うことにした。

　当日は13時30分、日比谷公園霞門に集合。東京高裁に異動し、参加者一人ずつが袴田グローブをはめてひと言アピール（動画撮影をしてのちに公開）。チャンピオンら代表者20名が高裁に入り担当者に要望書を提出。その後に記者会見という流れになっている。

　参加できるのは選手、オーナー、マネジャー、トレーナー、JBCのライセンス保持経験者。委員会では100人以上の参加を呼び掛けている。＝写真上：浜松・袴田巌さんを救う市民の会提供＝

■問い合わせ先　JPBA袴田巌支援委員会　03-3812-7447