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熱中症でアマ4選手入院 入替戦は途中で中止に

2018年7月22日 4時54分

 猛暑の犠牲者はボクシングにも――21日東京・国立の一橋大学ボクシング部道場で行われていたアマチュアの関東大学ボクシング・リーグ&トーナメントの入替戦に出場した選手3人が熱中症にかかり、相次いで救急車で近くの病院に搬送されるという異例の事態が起きた。

 この日は1~5部のそれぞれ上部最下位校と下部優勝校による入替戦が行われる予定だったが、2部最下位の明治大学と3部優勝の専修大学が対戦中、3選手が試合後の検診中に気分が悪いと訴えダウン。それぞれ救急車で病院に運ばれた。他にも1人熱中症に罹った選手がいて、親の運転する車で病院に搬送された。4人はいずれも生命に別条はなく、1人を除いて退院しているという。

 連日の猛暑の最中、空調のない会場には約100人が観戦・応援に駆け付け満員の状態。リング・ドクターは朝の検診の際にこのような事態になった場合は試合を中止するよう申し合わせていた。

 このため、最後に行われるはずだった1部最下位の中央大学と2部優勝の法政大学の対抗戦は中止され、後日行うことになった。関係者によると、この種の大会で試合中止は「聞いたことがない」という。

 なお行われた試合は3試合はいずれも下部の優勝校が上部の最下位校を破り、昇格を決めている(専修大は明治大に4-3で勝ち昇格。敗れた明大は3部に転落)。

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