ボクシング界が他格闘技との関係ついて集会
ヘビー級と女子の選手交流を検討
2019年8月22日 19時48分
2019年8月22日 14時55分
OPBFフライ級タイトルマッチの前日計量が22日、日本ボクシングコミッションで行われ、挑戦者4位の粉川拓也(角海老宝石)は50.7キロ、王者ジェイアール・ラクィネル(比)がリミットの50.8キロで合格した。試合は23日後楽園ホール「SLUGFEST」のメインで行われる。
元OPBF・S・フライ級、2度の日本フライ級王座獲得、世界挑戦経験のもある粉川(30勝13KO5敗1分)はジムを移籍して2戦目。かつてはとび職をしながらのボクサー生活だったが、現在は倉庫の事務員として働き「練習時間が取れるし、体力的にもボクシングに専念できる」と準備は万全のようだ。
気持ちの面でも変化が表れた。日本王者だった時代は「負けちゃいけないという気持ちが強く、安全運転の試合が多かった」。今回は「僕のほうが不利だと思われているけど、そのほうがやりやすい。失うものはない。ガンガン前にいきます」とチャレンジャー精神で試合に臨む意気込みだ。
一方、34歳になりキャリアも終盤を迎えているのも事実で、「下がるも、上がるもこの試合にかかっている。先のことは考えず、この試合にかけたい。1ポイント差でもいいから勝ちたい」とは本心だろう。同門の阪下優友が5月にWBOアジアパシフィック同級王座を獲得したことにも刺激になっているようだ。
昨年3月に中山佳祐(ワタナベ)からタイトルを奪ったラクィネル(10勝7KO1敗1分)はこれが2度目の防衛戦。直近のWBCシルバー王座戦で中国選手に敗れているが、「粉川は強い選手だが、絶対に勝つ」と言葉に力をこめた。
セミでは日本フライ級11位の山内涼太(角海老宝石)がアルフォイ・ダガイロアン(比)とフライ級8回戦。日本ライト級11位の粕谷雄一郎(角海老宝石)は酒井孝之(角海老宝石)と同級8回戦を行う。
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