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注目の57キロ級は堤駿斗と藤田健児が激突

五輪出場のキップかけ、あす全日本選手権決勝 
注目の57キロ級は堤駿斗と藤田健児が激突

2019年11月23日 20時16分

 鹿児島・阿久根市で開催されているアマチュアの第89回全日本ボクシング選手権大会3日目の23日、8階級の準決勝が行われた結果、明日の決勝で対戦する16人が出そろった。49キロ、60キロの2階級を除く6階級の五輪階級の優勝者にはチャンピオンベルトが贈呈される。

57kg級の堤は村田との実力者対決に勝って決勝進出

 注目の57キロ級は堤駿斗(東洋大)と村田昴(自衛隊体育学校)の実力派対決。サウスポー村田は初回左を決めて積極的にスタートしたが、堤は落ち着いて的確で強いワンツー、右ストレートを決める。2回、3回も右強打を村田に決め、ジャッジ5人が30-27のフルマークの判定でライバルを制した。

 この階級もうひと組では藤田健児(自衛隊体育学校)がリオ五輪代表の森坂嵐(東農大)との接戦を3-2判定で制し、決勝進出を決めた。昨年はやはり決勝で対戦し森坂に敗れていた。

五輪連続出場に前進した成松(左)

 63キロ級は成松大介(自衛隊体育学校)が完山隼輔(駒澤大)に5-0判定勝ちし、リオに続く五輪連続出場まであと1勝。これまでライト級から63キロ級に上げた国体王者今永虎雅(東洋大)がこれを阻止できるか?

 69キロ級の岡澤セオン(鹿児島県体育協会)は過去に2敗している秋山佑汰(自衛隊体育学校)を5-0判定に破り、これもリベンジ成功。決勝では再起した元五輪代表鈴木康弘(K&Kボクシングクラブ)と対戦する。新旧のテクニシャン対決は注目だ。

岡澤(左)はリベンジ成功で決勝進出

 75キロ級の森脇唯人(自衛隊体育学校)は宇佐美正パトリック(東農大)に5-0判定勝ちしたが、エキサイトしてラフな振り合いとなる場面もありやや不安を残した。決勝は昨年と同じ細野恭兵(近畿大)を相手に2連覇と五輪代表候補の資格を懸ける。決勝進出の16選手の中で、昨年の優勝者は成松、岡澤、森脇のわずか3人しか残っていない。

◇決勝の対戦カード
49kg級 小川 翼(東京農業大)-川谷剛史(東洋大)
52kg級 坪井智也(自衛隊体育学校)-田中亮明(中京高校教)
57kg級 堤 駿斗(東洋大)-藤田健児(自衛隊体育学校)
60kg級 山原武人(大阪商業大)-西山潮音(駒澤大)
63kg級 成松大介(自衛隊体育学校)-今永虎雅(東洋大)
69kg級 岡澤セオン(鹿児島体育協会)-鈴木康弘(K&Kボクシングクラブ)
75kg級 森脇唯人(自衛隊体育学校)-細野恭兵(近畿大)
81kg級 鬼倉龍大(茨城県ボクシング連盟)-梅村 錬(拓殖大)

 試合の模様はNHKテレビBS1で午前11時から生放映される。ゲスト解説は内山高志さん。

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