WBA･S･ミドル級スーパー王者のカラム・スミス（英＝写真）がスーパースター、サウル“カネロ”アルバレス（メキシコ）との対戦をアピール。イギリスのスカイスポーツが報じている。

　スミスのトレーナー、ジョー・ギャラハー氏が語ったもの。それによると、カネロの次戦の有力候補と言われたWBO･S･ミドル級王者ビリー・ジョー・サンダース（英）が「（予定されている9月では）時間的余裕がない」と後ろ向きな姿勢を見せたため、WBA･S･ミドル級スーパー王者のスミスが、WBA同級レギュラー王者カネロの相手にふさわしい、とギャラハー氏は主張している。

　リバプール出身のスミスは27勝19KO無敗の30歳。もし実現すればキャリア最大のビッグマッチとなるカネロ戦が実現しなければL･ヘビー級進出も視野に入れている。

　一方、ミドル級、S･ミドル級でタイトルを保持するカネロは当初、元ミドル級3冠王者ゲンナジー・ゴロフキン（カザフスタン）との第3戦が今週の実現まであと一歩のところまでいったが、この話は流れたと伝えられた。

　これにより次戦の対戦者選びは混とんとしている模様。候補者の名前はたくさん出てくるが、新型コロナウイルスの影響もあり、見通しは立っていない。こうした状況を受けてのギャラハー氏の発言と言えるだろう。Photo/SUMIO YAMADA