尾川堅一ピンチ乗り越え勝利 西谷和宏は無念
S・フェザー級世界ランカー対決はダウン応酬の熱戦
2020年10月2日 21時56分
2020年10月2日 16時24分
あす3日後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ」のPCR検査と計量が2日、日本ボクシングコミッションで行われ、メインの日本S・ウェルター級タイトルマッチに出場する王者の松永宏信(横浜光)と挑戦者1位の清水優人(木更津)がともにリミットの69.8キロで合格。両選手が計量後にオンラインで会見した。
当初は3月7日に予定されていた試合が新型コロナウイルスの影響により直前になって延期に。再延期が繰り返された末の試合を前に、松永(33歳、16勝10KO1敗)は「気持ちは切れなかった。今回は自分に期待するくらい(仕上がりが)いい」と笑顔で計量後の取材に応じた。
回転の速い連打と小気味のいい動きでS・ウェルター級を引っ張るサウスポーは「このクラスではスピードが長所だと思う。縦横無尽に動きたい」と今回も自分のボクシングを貫く構えだ。
ただ清水に関しては「かなりの策士だと思っている」と警戒し、フルラウンド戦うことを覚悟。「上を見れば化け物だらけ」という階級で、少しでも世界に近づくために、まずは日本のベルトを死守する。
挑戦者の清水(32歳、14勝5KO4敗2分)は16年4月、大阪で野中悠樹(渥美)に挑戦して敗れて以来、2度目の日本タイトルマッチ。昨年の挑戦者決定戦で日本2階級制覇の新藤寛之(宮田)を下しているだけに、「長かったという気持ちもあるけど、右手のけがも癒えて、いまがベストだと思っている」とこちらも充実ぶりをアピールした。
新型コロナウイルスの影響で実戦練習が不足した代わりに、体幹などフィジカルを鍛えるトレーニングでレベルアップ。松永を「KO率は高いけど、一発というより手数と運動量の選手」と評価した上で、「相手の運動量に対して後手に回らないこと」と勝利のポイントを明かした。
長身から繰り出すジャブを軸に、フットワークを使いながら端正なボクシングを身上とする清水。「強いチャンピオンに勝てば自分の評価も上がると思う」と松永撃破に静かに闘志を燃やしている。
あすは全5試合。セミには世界挑戦経験もある日本S・バンタム級7位の高橋竜平(横浜光)が出場。遠藤清平(RK蒲田)と同級8回戦を行う。試合の模様は3日(土)17時45分から日テレジータスで生中継される。計量写真提供=横浜光ジム
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