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「最初は焦った…」ボクシング・ビート12月号より

井上真吾トレーナーが語るラスベガス防衛戦
「最初は焦った…」ボクシング・ビート12月号より

2020年11月14日 18時21分

 ラスベガスでKO防衛を飾ったチャンピオン井上尚弥(大橋)の父、真吾トレーナーに話を聞いた。コーナー下から見た一戦とは――。=ボクシング・ビート12月号より=

 聖地で圧倒的な強さを見せつけた井上を支えた筆頭といえば言うまでもなくこの人、父でもある井上真吾トレーナーだ。試合を振り返ってもらうと、いきなりこんなことを言うのだから驚かされる。

「1ラウンド目、ナオがすごく硬かったんで自分なんかは焦ったんですよ。はい、焦りましたね」

 焦ったとは穏やかではない。それにしても距離を取り、鋭いジャブをビシビシと打ち込んだ初回はそんなに硬かっただろうか?

「たとえばドネア戦の1、2ラウンドは自分からしたらパーフェクトなんですよ。もう流れるような感じで、パンチを全部見切って、パンチを返して、本当に流れるような感じだった。それに比べると今回はすごく硬くて、一つ一つの動きが直線的というか、角がとがっているというか。一般の人は気がつかないくらだとは思うんですけどね」

 やはり自身初となるラスベガスでの防衛戦が力みを生んだのか。真吾トレーナーの解説はこうだ。

「向こうでアメリカのニュースが耳に入るわけじゃないですか。モンスターはどんな戦いをするんだとか、今度は何ラウンドで倒すのかとか。本人は気にしていなくても、どうしても『期待にこたえなくちゃいけない』となる。そういうところが硬さを生んだのかなと思います」

 1ラウンドのインターバルを終えて、真吾トレーナーは「冷静にいこう。クールに、クールに」、「柔らかくヒザを使っていこう」と井上がほぐれるように努めた。

 そして2回以降、徐々に硬さが取れて、試合を支配し始める。こうなるとセコンドにも余裕が出てきた――。

 微に入り細をうがった解説はモンスター井上に最も近い真吾トレーナーだからこそ。記事全文は発売中のボクシング・ビート12月号に掲載しています。アマゾンでもご購入いただけます。
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