WBOライト級14位の中谷正義（帝拳）があす12日（日本時間日）、米ラスベガスのMGMグランド・カンファレンスセンターでWBO12位、IBF5位のフェリックス・ベルデホ（プエルトリコ）とWBOインターコンチネンタル同級王座決定戦を行う。11日に現地で計量が行われ、両選手ともにリミットの135ポンド（61.2キロ）で合格した。

　前OPBFライト級王者の中谷がジム移籍第1戦で重要な試合を迎える。帝拳ジムから届いた情報によると、計量を終えてリカバリーに入った中谷は「一度引退したからこそ自分の中でボクシングがどれだけ大切か分かりました。今まで以上に気持ちの入った試合になるので良い試合になると思います。楽しみにしていてください」とのコメントを発した。

　中谷は昨年7月、アメリカでIBF挑戦者決定戦をテオフィモ・ロペス（米＝現4団体統一王者）と争って以来の試合。ベルデホ（27勝17KO1敗）の直近の試合は7月で初回KO勝ちを収めている。この試合の勝者が激戦のライト級で世界戦線に残っていくことになる。

　メインのS･フェザー級10回戦に出場する前WBOフェザー級王者シャクール・スティーブンソン（米）と対戦相手のトカ・カーン・クラリー（米）も計量に合格した。試合の模様は13日正午ごろからWOWOWメンバーズオンデマンドで先行ライブ配信される。写真提供＝帝拳ジム