ヘビー級サバイバルマッチ、元WBO王者ジョセフ・パーカー（ニュージーランド）とベテラン世界ランカー、デレク・チゾラ（英）の一戦が5月1日にセットされた（場所未定）。マッチルームボクシング主催のイベントで、ほかに女子ライト級4冠王者ケイティー・テイラー（アイルランド）、WBA･L･ヘビー級スーパー王者ディミトリ・ビボル（ロシア）らが出場する。

　パーカー（29＝28勝21KO2敗）とチゾラ（37＝32勝23KO10敗）の試合は当初、2019年10月にセットされながら、パーカーのけがにより試合3週間前に延期となった。いきなり試合をキャンセルされたチゾラは代役のデビッド・プライス（英）にTKO勝ち。さらに翌年10月にはヘビー級に進出した元クルーザー級4冠王者オレクサンデル・ウシク（ウクライナ）の相手を務め、敗れはしたものの善戦して株を上げた。

　一方のパーカーはチゾラ戦を流したあとは2連勝。現在の世界ランキングはパーカーがWBO3位、IBF6位、WBC7位、チゾラがWBCとWBOの15位。若手も台頭するヘビー級において主要なキャストでいるために、両選手にとって負けられない試合となる。

　同じイベントでは、無敗のWBA･L･ヘビー級スーパー王者ビボル（17勝11KO）が同級8位クレイグ・リチャーズ（英＝16勝9KO1敗1分）と暫定王座から数えて9度目の防衛戦を行う。

　女子ライト級4冠王者のテイラー（17勝6KO）はアマチュア時代からのライバル、ナターシャ・ジョーンズ（英）と防衛戦。WBAミドル級暫定王者のクリス・ユーバンクJr（英）の出場も発表されている。Photos by SUMIO YAMADA