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前ヘビー級統一王者ルイス ダウン挽回でジョシュア戦から再起

2021年5月2日 17時03分

 ロサンゼルス近郊カーソンのディグニティ・ヘルス・スポーツパークで1日(日本時間2日)、PBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)主催のイベントのメインに前ヘビー級3冠統一王者アンディ・ルイス(米=メキシコ、写真)が出場。12回戦で元ランカーのクリス・アレオーラ(米)に3-0判定勝ちを収めた。

 初回、右を決めて好スタートを切ったルイスに2回、アレオーラの右が急襲。右ひざを着いたルイスにカウントが入る。この回、左を追撃したアレオーラは次の3回にもルイスのヒザを震わせる場面をつくり、番狂わせの様相が漂う。しかしルイスはこのラウンド後半、パンチを返して立て直し、以後ジャブ突きながらアウトボクシングを貫く。

 小差のラウンドを連取するルイスに、アレオーラはパンチを返して抵抗。しかしスピードと的確さで上回るルイスは中盤以降、劣勢に陥るシーンはなく、要所を締めてリードを広げる。鼻柱をカットしたアレオーラは大事には至らず最後まで食い下がったが、ルイスにダメージを与えることはできなかった。スコアカードは117-110に118-109×2でルイスの勝利。

 19年12月のアンソニー・ジョシュア第2戦から再起したルイス(31)は34勝22KO2敗。試合はWBAヘビー級挑戦者決定戦として行われた。これまで3度世界挑戦歴があるアレオーラ(40)は38勝33KO7敗1分。

 セミのウェルター級12回戦は、昨年ヨルデニス・ウガス(現WBAウェルター級スーパー王者)とWBAウェルター級正規王座を争ったアベル・ラモス(米=WBA8位)が元WBCライト級王者オマール・フィゲロア(米)に6回終了KO勝ち。試合はWBAウェルター級挑戦者決定戦として行われた。

 また身長2メートルのS・ウェルター級セバスチャン・フンドラ(米=WBA2位)が同級12位ホルヘ・コタ(メキシコ)に4回2分35秒KO勝ち。この一戦もWBA・S・ウェルター級挑戦者決定戦として行われた。Photo by SUMIO YAMADA

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