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今秋注目 井上拓真と和氣慎吾が激突 WBOアジアパシフィックS・バンタム級戦

2021年7月15日 11時58分

 元WBC世界バンタム級暫定王者の井上拓真(大橋=写真右)と元OPBF、日本S・バンタム級王者の和氣慎吾(FLARE山上=同左)が11月11日、後楽園ホール「フェニックスバトル」で空位のWBOアジアパシフィックS・バンタム級王座をかけて対戦することになった。大橋ジムが15日、明らかにした。

 バンタム級世界2冠王者、井上尚弥の弟である拓真(25=14勝3KO1敗)は19年11月、WBC同級王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)に敗れたあと、今年1月の再起戦でOPBF王者の栗原慶太(一力)に勝利して同王座を獲得。すぐにタイトルを返上して次戦の行方が注目されていた。

 サウスポーの和氣(33=27勝19KO6敗2分)はS・バンタム級の実力者で、16年7月の世界初挑戦はIBF・S・バンタム級王者ジョナタン・グスマン(ドミニカ共和国)に敗退した。再起して日本王座を獲得したものの、19年10月にジュンリエル・ラモナル(フィリピン)にまさかの敗退。今年4月には元IBF世界王者の小國以載(角海老宝石=現WBA5位)との試合が小國のけがで流れていた。

 拓真は現在、バンタム級でWBO5位、WBC6位、IBF8位にランクされており、国内強豪選手の和氣を下して世界挑戦を力強くアピールしたいところ。2度目の世界挑戦を狙いながら世界ランキングから外れてしまった和氣にとっては再浮上のまたとないチャンスが巡ってきた。

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