欧州ラトビアの首都リガのアリーナ・リガで16日（日本時間17日）行われたIBFクルーザー級タイトルマッチは、王者マイリス・ブリーディス（ラトビア＝写真）が挑戦者12位アルツール・マン（ドイツ）に3回2分59秒TKO勝ち。WBSS（ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ）シーズン2を制して獲得した王座を防衛した。

　オッズ50-1で絶対有利を予想されたブリーディスが積極的に仕掛けてリード。2回、右を連発してマンにヒザを着かせる。3回、ボディー打ちを口火にチャージしたブリーディスは2度目のダウンを奪う。王者の勢いは止まらず、右アッパーなどで追い込むとマンはロープ際にダイビング。カウント中にストップがかかった。

　実績からクルーザー級最強とも言われる元WBC同級王者ブリーディスは28勝20KO1敗。1敗は現ヘビー級3団体統一王者オレクサンドル・ウシク（ウクライナ）に喫したもの。マンは17勝9KO2敗。Photo by SUMIO YAMADA

■クルーザー級世界王者
WBAスーパー　アルセン・グラムイリアン（アルメニア）
WBA　リヤド・メルウィ（コートジボワール）
WBC　イルンガ・マカブ（コンゴ）
IBF　マイリス・ブリーディス（ラトビア）
WBO　ローレンス・オコリー（英）