日本の女子ボクシングを牽引するWBA女子フライ級王者の藤岡奈穂子（竹原&畑山）が9日（日本時間10日）、米サンアントニオのアラモドームでWBC王者マーレン・エスパーザ（米）と2団体統一戦を行う。

　日本人初の5階級制覇王者、藤岡は4日にサンアントニオ入り。6日に屋外で公開練習、7日に記者会見をこなし、あとは8日の計量を残すのみとなった。現地からの情報によると、減量を含めた最終調整は順調とのことだ。

　46歳の藤岡（19勝7KO2敗1分）は昨年7月に続いてのアメリカ登場。今回が4度目の防衛戦で、統一戦はキャリア初となる。32歳の元オリンピアン、エスパーザ（11勝1KO1敗）は2度目の防衛戦。

　イベントのメインは人気ライト級ボクサーのライアン・ガルシア（米＝21勝18KO）。けがやメンタルの問題でブランクを作ったガルシアが21年1月、ルーク・キャンベル（英）とのWBC同級暫定王座決定戦以来、1年3ヶ月ぶりのリングでエマヌエル・タゴエ（ガーナ＝32勝15KO1敗）と対戦する。