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ゴロフキンに勝利のカネロ 次戦の行方は? ビボルへの雪辱 ほかの選択肢も

2022年9月19日 9時31分

 17日ラスベガスでゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)に勝利したS・ミドル級4団体統一王者サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)の次戦の行方が早くも話題になっている。5月にまさかの敗北を喫したWBA・L・ヘビー級スーパー王者ドミトリー・ビボル(ロシア)との雪辱戦が最有力とみられるが、他にも選択肢があるようで――。

ゴロフキンとの第3戦に勝利したカネロ

 カネロはゴロフキンとの試合後、次戦について「私は手と体を休めなければならない。もっと強くなって戻ってくる」、「(ビボルへのリベンジマッチは)私のレガシー、誇り、国、家族、すべてのとってとても重要なことだ。私は彼を倒す」と力強く雪辱宣言。ちなみに左手をかなり痛めており、本人曰く「グラスも握れない」とも明かした。

 ビボルは11月5日、アブダビで無敗の元S・ミドル級王者ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)を迎えて防衛戦を行う。この試合はラミレスが同胞だけに、「何が起こるかを見る」と冷静にコメントした。

 ビボルが勝てば、ビボルと来年5月に再戦するというプランが現時点では有力とみられる。一方で体格で勝るビボルのジャブにしてやられた4月の試合内容を見る限り、リベンジは厳しいとの見方もある。L・ヘビー級はカネロの適正階級ではなく、S・ミドル級にとどまるのがベストということだ。

 ビボルに代わる対戦候補として、ESPNはデビッド・ベナビデス(米)とジャモール・チャーロ(米)を挙げている。元WBC・S・ミドル級王者のベナビデスは25歳と若くいまだ無敗(26勝23KO)。パンチ力もあって好戦的。エキサイティングはファイトが期待できる。

 こちらも無敗(32勝22KO)の32歳、WBCミドル級王者チャーロ兄はかねてクラスを上げてカネロとの対戦を希望している。対戦相手の“格”としては申し分ないだろう。はたしてゴロフキンとの決着戦に勝利し、威信回復の第一歩を踏み出したカネロがどのようなプランを選択するか。カネロの手の状態を含め、まだまだ不確定要素は多い。まずはビボルとラミレスの一戦を見守りたい。Photo by SUMIO YAMADA

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