4月22日にラスベガスのT-モバイル・アリーナで激突が決まったジェルボンテ・デービス（米）とライアン・ガルシア（米）が8日、ニューヨークでキックオフ記者会見に臨んだ。

　WBAライト級レギュラー王者のデービスは「これは重要なことだが、私たちは若い。2人ともピークにいる。多くの若いファイターが互いに戦いを避ける。私たちは互いの名前を上げて、いまここにいる」と話し、自分たちの強い意思が困難なマッチメークを実現させたと強調。「これは爆発的な戦いになる」と前景気をあおった。

　元WBCライト級暫定王者のガルシアは「これは私が長く待ち望んでいた試合だ。チャンピオンになるためには最高の選手を打ち負かす必要がある。タイトルではない、だれを倒すかが問題だ。それは私のジェルボンテというファイターに対する尊敬の証だ」とデービスとの対戦にこそ価値があるとの考えを示した。

　“タンク”の異名を持つデービスは28勝26KO無敗の28歳。S･フェザー級からS･ライト級まで3階級制覇を達成し、衝撃的なKO勝利を重ねて高い評価を得ている。24歳のガルシアは23勝19KO無敗。インフルエンサーとして高い人気を誇っている。

　試合はライト級リミット1ポンド超の12回戦。イベントの模様はショータイムとDAZNでPPV中継される。英ブックメーカー、ウィリアムヒルの出しているオッズは、デービスの勝利が1.33倍、ガルシアの勝利が3.25倍とデービス有利となっている。Photos from Amanda Westcott/SHOWTIME®