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中川麦茶-亀田京之介ドロー 但馬3試合ぶりのKO、高知の星・福永宇宙勝つ 3150FIGHT

2023年8月11日 22時04分

「3150FHIGHT vol.6 ~世界を殴りにいこうか~」は11日、大阪市のエディオンアリーナ大阪第一競技場で開かれ、メインを任せられた56キロ8回戦は日本フェザー級8位の亀田京之介(ハラダ)と日本S・バンタム級4位の中川麦茶(一力)が三者三様のドローだった(77-75、75-77、76-76)。

 戦前から乱闘まがいのやり取りで注目された一戦は、ふたを開けてみれば互いに相手の強打を警戒しつつヒットを狙う展開。引き気味の亀田に対し中川ペースとなるかと思えたが、後半は亀田が遠目からの右オーバーハンドや最終回もジャブと右ストレートでアピールした。亀田は10勝7KO3敗2分。中川は27勝17KO9敗3分となった。

 同じリングでは、3ヵ月連続の登場となった日本ヘビー級王者、但馬ブランドン・ミツロ(KWORLD3)はナコンチャイ・ パンテーン(タイ)に初回119秒TKO勝ち、デビューから無傷の8勝6KOとした。

但馬は初回TKO勝ち

 2試合続けて判定勝ちの但馬。この日はサウスポーのタイ人に開始ゴングと同時に迫り、最初に放った左ボディフックでダメージを与えた。腹をかばって丸くなるナコンチャイをボディから右でダウン。再開後やはり左ボディを打ち込んで2度目のダウン。なおも立ったナコンチャイに追撃してストップを呼び込んだ。

 但馬は3試合ぶりのKO勝ち。5ヵ月連戦中の但馬は、次戦が9月3日の岡山、そして10月7日にもリングに上がることを明らかにし「アップデートされていく僕を楽しみにしてください」と上機嫌だった。

 またS・バンタム級8回戦では日本S・バンタム級15位の福永宇宙(黒潮)が同級10位の村井貴裕(名古屋大橋)に3-0判定勝ち。高知の星は全勝レコードを13(6KO)に伸ばした。

 序盤は踏み込みのタイミングに合わせたベテラン村井のパンチが当たる場面もあったが、福永が4回からパンチをつなげてプレッシャーを強める。ジャブ、ワンツー、ボディ打ちにバックステップも織り交ぜて実直な攻めを続け、試合を優勢に進めた。

 村井もはぐらかしながら対抗し、最終回はすばやいパンチをまとめて福永を押し込んで終了。福永は狙っていたKO勝ちはならなかったが、まずは明白な勝利(77-75×2、78-74)を収めた。村井の戦績は18勝6KO11敗2分。

 ほか、この日の第1試合で行われた67.5キロ(S・ウェルター級)8回戦では、引退からカムバックして2戦目の元OPBFウェルター級王者、長濱陸(石田)がフアン・カルロス・トーレス(プエルトリコ)に3-0の判定負けを喫した。

 速く強い左をしきりに突いてスタートした長濱だが、2回にロープ際でトーレスの右をかわし損ねて横倒しにダウン。下半身にダメージを残し、3回は右アッパーで再びダウンした。その後も粘り強く挽回を目指したが、トーレスの左フックを被弾する場面も目につき、結果は77-73、76-74が2者のスコアで敗れた。長濱は13勝4KO4敗1分、トーレスは21勝17KO1敗となった。

◇67.5キロ8回戦
ファン・カルロス・トーレス(プエルトリコ)[判定3-0]長濱陸(石田)

◇S・フライ級6回戦
政所椋(KWORLD3)[TKO1R2分28秒]ウィーラナット・クイウォンターン(タイ)

◇フェザー級6回戦
岡本恭佑(HKスポーツ)[TKO5回1分33秒] 藤﨑美樹(KWORLD3)

◇65キロ6回戦
加藤亜礼史(折尾)[判定2-0]福重浩輝(KWORLD3)

◇S・バンタム級8回戦
福永宇宙(黒潮)[判定3-0]村井貴裕(名古屋大橋)

◇ヘビー級8回戦
但馬ブランドン・ミツロ(KWORLD3)[TKO1回1分59秒]ナコンチャイ・ パンテーン(タイ)

◇IBF世界バンタム級挑戦者決定12回戦
西田凌佑(六島)[判定3-0]クリスチャン・メディーナ・ヒメネス(メキシコ)

◇56キロ8回戦
中川麦茶(一力)[引き分け]亀田京之介(ハラダ)

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