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元日本暫定王者の小畑武尊がTKO再起 西部日本新人王出そろう

2023年8月28日 5時00分

 「THE J NAKATSU BOXING FIGHT 第9弾」が27日、大分県の中津市体育センターで開催され、メインの68.0kg契約8回戦は、元日本ウェルター級暫定王者の小畑武尊(ダッシュ東保)が、冨尾紘毅(冷研鶴崎)に3回1分9秒TKO勝ち。昨年10月、小原佳太(三迫)に敗れて以来の再起戦に勝利した。

 また『西部日本新人王決勝4回戦』6試合が行われ、12階級の代表が出揃った。予定されていた9試合中、3試合は練習中のケガなどよる棄権のため中止となった。

 勝ち上がった12人の選手たちは、10月8日に岐阜市文化産業交流センター(じゅうろくプラザ)で行われる『中日本新人王−西部日本新人王対抗戦』へ駒を進めた。そこで勝ち上がると次は、大阪のエディオンアリーナ第2競技場で11月12日に西日本新人王との『西軍代表決定戦』、そしてその勝者は、12月23日に東京・後楽園ホールで開催の『全日本新人王決定戦』で東日本新人王と頂点を争う。(西村華江)

冨尾を攻める小畑㊧

68.0kg契約8回戦

小畑武尊(ダッシュ東保)[TKO3回1分9秒]冨尾紘毅(冷研鶴崎)

 約2年ぶりの凱旋試合となったサウスポー小畑と、約6年ぶりに地元でのカムバックとなった冨尾の対決は、小畑が上体を小気味良く左右に振りながら鋭い右ジャブを放ち、たちまちペースを掴む。冨尾は相打ち狙いで果敢に右ストレートを出していくが、小畑は軽快な足捌きで追撃を許さない。

 2回、小畑はテンポを変えた多角的なジャブで相手を幻惑させて、左ストレートを次々にヒット。これで冨尾は右目下が大きく腫れ上がるも、クリンチ際での細かいパンチで反撃し粘りをみせた。が、3回、小畑は左ボディーストレートで効かせると、一気に左右連打で冨尾をロープに詰め、最後は左ストレートを決めてレフェリーストップを呼び込んだ。

 「ここで試合ができて嬉しいです。皆の励みになるようにという想いでリングに上がりました」と地元愛を語った小畑は、13勝6KO6敗1分。冨尾は7勝5KO8敗。

S・フェザー級4回戦

小山珠煕斗(J中津)[TKO3回2分55秒]高松翔太(冷研鶴崎)

53.0kg契約4回戦

筋肉優真(折尾)[3-0(40-36、39-37×2)]和田岳(ダッシュ東保)

西部日本新人王に決まった、前列左から、向井・長井・上蔀。同じく後列左2人目から、新垣・児島・藤澤・中村

『西部日本新人王』

ミニマム級4回戦

坂田一颯(S&K)

※橋本拓磨(新日本陽明)の棄権により勝ち上がり

L・フライ級4回戦

上蔀哲汰(S&K)[3-0(40-36×3)]山口祐弥(福岡帝拳)

フライ級

濱村悠太郎(YANAGIHARA)

※対戦者のエントリーなしで、西部日本新人王対中日本新人王の対抗戦へ

S・フライ級4回戦

長井京志朗(宇部ボクシングスクール)[3-0(39-37、40-36×2)山道祐弥(HKスポーツ)

バンタム級

金城隆太(沖縄ワールドリング)

※対戦者のエントリーなしで、西部日本新人王対中日本新人王の対抗戦へ

S・バンタム級4回戦

向井光(ビッグアーム)[TKO2回1分34秒]岡田武智(長崎ハヤシダ)

フェザー級4回戦

中村良介(黒崎KANAO)[TKO2回33秒]大塚鍾平(北島)

S・フェザー級4回戦

藤澤孟則(冷研鶴崎)[1-0(39-37、38-38×2)]新井志道(黒崎KANAO)

※規定により藤澤が勝者扱いで、西部日本新人王対中日本新人王の対抗戦へ

ライト級

児島弘斗(黒崎KANAO)

※6月25日、翁長健太(琉豊ボクシングスクール)にTKO2回30秒で勝利

S・ライト級4回戦

新垣基広(琉豊ボクシングスタジオ)[3-0(30-28、29-28×2)負傷判定3回2分15秒]八木裕太郎(橋口)

ウェルター級4回戦

上田龍進(S&K)

※吉永涼介(平仲ボクシングスクール)の棄権により勝ち上がり

ミドル級4回戦

古森綾音(博多協栄)

※ジェイジェイ・オロゴン(平仲ボクシングスクール)の棄権により勝ち上がり

観衆=700人

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