ムラタラが東京五輪金クルスを撃退 IBFライト級初防衛

試合結果(日本語)

24日(日本時間25日)、米国のネバダ州ラスベガスのフォンティンブルーラスベガスにて、IBF世界ライト級タイトルマッチが行われ、チャンピオンのレイモンド・ムラタラ(米国/134.6ポンド)が同級1位の指名挑戦者、アンディ・クルス(キューバ/134.4ポンド)に12回判定勝利を収め、初防衛に成功した。スコアは114-114、118-110、116-112の3-0。

ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)の返上に伴い、暫定王者からエレベーター式に正規王者となったムラタラの初防衛戦。同じ上背の両者は王者が前進し、クルスがサークリングする展開となり、激しいペース争いで中盤に突入。ムラタラはボディー、クルスはコンパクトなパンチをそれぞれヒットするものの、お互いに有効打は多くなく、一進一退のままラウンドが進んだ。

シーソーゲームは終盤も続き、ムラタラは左頬を少し腫らすが常に前進を止めず、クルスにプレスを掛け続ける。勝負の最終回は、攻めの姿勢を取り続けたムラタラが手数でポイントを挙げたように見えた。どちらも有効打は少ないものの、ほぼクリンチのない好ファイトだった。29歳のムラタラは24戦全勝17KOとし、初防衛に成功した。一方、昨年6月、三代大訓(横浜光)に勝利し指名挑戦権を手にしていた30歳のクルスは6勝3KO1敗。

■マドリモフの再起なる
セミファイナルは新興地域団体のWBC・USAライトヘビー級チャンピオン、カリル・コー(米国)が計量で大失態。契約ウェイトから6.8ポンド(約3.1Kg)を超過し、182.8ポンドを計測。3万ドル(約467万円)の罰金をジェシー・ハート(米国/174.6ポンド)に支払うことで合意のうえ試合が挙行された。結果は10回2-0判定でコーが勝利した(94-94、95-93、96-92)。

初回、上背とリーチで勝るハートが右ストレートを浅くヒットするなど、ジャブを軸に距離をキープし、対するコーは距離を詰めるタイミングをはかる。コーは3ラウンドの揉み合い時にハートを肩に乗せ、思い切りボディプレスを見舞うと、これを悪質と見たトーマス・テイラー(米国)レフェリーは当然ながら一発減点。

中盤、いい攻めを見せていたハートが早くも疲れを見せ、クリンチワークを多用。コーはスイッチを混ぜながら距離を詰めに行くものの、なかなか有効打を浴びせることができない。6ラウンド、再三の注意のうえハートがホールディングで減点1を課され、序盤の貯金を吐き出していく。その後はコーが前進し、ハートは打ってはクリンチといったラウンドが続き、競ったラウンドをコーが拾っていった。WBCでは14位にランクされる29歳のコーは11勝8KO1敗1分。2度の世界挑戦経験を持つ36歳のハートは31勝25KO4敗。

スーパーウェルター級10回戦、元WBA同級王者のイスライル・マドリモフ(ウズベキスタン/156.4ポンド)がルイス・サラサール(ドミニカ共和国/157.8ポンド)に10回判定勝利した。スコアはジャッジ3者が99-91。

テレンス・クロフォード、バージル・オルティス(ともに米国)に2連敗中のマドリモフにとって大事な復帰戦は、体を振りながら慎重な立ち上がり。徐々にプレッシャーを強めるマドリモフは3ラウンドに連打でサラサールをロープ際へ押し込む。4ラウンドをあまり巧さを感じさせないサウスポーでスタートしたマドリモフはやはり5ラウンドにオーソドックスに戻す。

マドリモフは6ラウンドに偶然のバッティングで左目下を腫らすが、流れは変わらない。終盤はボディーにもパンチを集めたマドリモフは最終回残り1分ほどで右ストレートを好打。追い込むもののダウンを奪うことはできなかった。WBAとWBCでスーパーウェルター級6位、WBOでも8位に残る30歳のマドリモフは復帰を果たし11勝7KO2敗1分、32歳のサラサールは20勝7KO2敗。

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