現地時間8日、『Zuffa Boxing』の第4弾興行が米国のネバダ州ラスベガスにあるメタ・アペックスにて行われ、ズッファ・ボクシングが認定する最初の世界タイトルマッチが開催された。前IBF世界クルーザー級王者のジェイ・オペタイア(豪州/199.5ポンド)がブラントン・グラントン(米国/200ポンド)に12回判定勝利(119-106×3)。試合後はズッファ・ボクシングのベルトを腰に巻き、IBFベルトは右肩、リング・マガジンのベルトを左肩に掛けている。

主要4団体と袂を分かち、我々が認定するチャンピオンこそ世の中に認められるチャンピオンと公言する『Zuffa Boxing』。しかしIBFはこれまでのルールに基づき、チャンピオンが既定のウェイト内で、承認していない試合に出ることは勝敗に関わらず認められないとし本番2日前にこの試合を承認しないと発表した。さらにIBFは非公式の試合に出場した時点でタイトルを空位とする、ともしていた。主要4団体の統一チャンピオンを目指していたオペタイアだが、名より実を取った形となるのか、今後の世界王座戦線に波紋を広げそうだ。
これまでKO負けのないグラントンが打たれ強さを前面に出し、距離を詰めプレッシャーを掛けていくとオペタイアはリングを広く使いながら慎重に試合を運ぶ。ガードを固めながら右ストレートを上下に打ち分けようとするグラントンに対し、オペタイアもアッパーや右フックで迎え打つ展開。4ラウンドにオペタイアが右フックを好打し、歓声があがった。
5ラウンドもコンパクトな右アッパーを食ったグラントンはラウンド終盤に振った右フックがローブローとなり中断。徐々に被弾を増やすグラントンは6ラウンドにホールディングで減点1を科されるなどますます苦しい展開となり、終盤に入る頃には頭をくっつけてきた代償か、グラントンのおでこがぷっくりと腫れあがった。
オペタイアが有効打数でリードを広げながらも、グラントンも退がることなく頑張る。オペタイアも強引な攻めは見せなかったが、最終回残り50秒で左ストレートでグラントンを後退させた。30歳のオペタイアは30戦全勝23KO。IBFでは15位にランクされている34歳のグラントンは21勝18KO4敗となった。
■世界ランカーのサラスが8回TKO勝ち
セミファイナルのウェルター級10回戦。リカルド・サラス(メキシコ/145.5ポンド)がヘスス・サラチョ(メキシコ/146.6ポンド)に8ラウンド2分5秒TKO勝利を収めた。最後は青コーナーに詰めたサラスが左フック、右ストレートとクリーンヒットしたところでレフェリーストップ。27歳のサラスは23勝17KO2敗2分としIBFでウェルター級4位、WBOでも9位にランクされている。敗れたサラチョは16勝12KO3敗2分。
またブラッド・パニン(米国/146.5ポンド)とシナルド・バンチ(米国/147ポンド)によるウェルター級10回戦は9ラウンド2分29秒TKOでパニンが勝利。30歳のパニンは24勝16KO2敗、26歳のバンチは22勝18KO4敗1分1ノーコンテスト。


