石田匠が現役引退 世界挑戦2度の元日本S・フライ級王者
2024年8月3日 11時28分
2024年8月2日 23時23分
「第47弾ザ・グレイテストボクシング」が2日夜後楽園ホールで開催され、メインのバンタム級8回戦は、セレスジム期待のサウスポー落合壱星がワランチャイ・ブージャン(タイ)に2回48秒TKO勝ちした。
短い試合は、やはり終始落合のペースだった。大柄な落合が右グローブで探りながら前に出ると、圧力を感じて下がるワランチャイ。打って出ても落合の懐が深く、届かないどころかシャープな左カウンターを見舞われるとあり、これが55戦目(23勝20KO29敗2分)のタイのベテランは初回からタジタジとなる。
迎えた2回、落合の左ボディーが入り、一拍置いて倒れ込んだワランチャイはマウスピースも吐き出して苦しそう。再開に応じ逆転狙いに右を振ったが、またしても落合の左ボディーのカウンターでマウスピースが飛び出すダウン。レフェリーがここでストップした。
戦績を5勝4KO1敗とした落合は「カウンターを練習していたし(ボディーは)きれいに当たった。まだまだ足りない経験を積んでいって、上位の選手と戦えるようになりたい」と語った。唯一の黒星は2年前に池側純(角海老宝石)に喫したものだ。
もう一つの8回戦はライト級戦。佐藤諄幸(厚木ワタナベ)-藤岡飛雄馬(宮田)の元ランカー対決は、佐藤が2度ダウンを奪って6回1分27秒KO勝ちだった。
対サウスポーは4戦負けなし(3勝1分)の佐藤は2回に右で先制のダウンを奪うと、以降も実直にプレス。サウスポー藤岡は迎撃しながらはぐらかすが、これが2年ぶりの試合、次第に疲労もはっきり見えてくる。
鼻血を出した藤岡は6回、ファンの「ヒューマ」コールで送り出され、力を振り絞って手数を出すも、佐藤もここが勝負所と圧力を強めた。ロープを背にし佐藤の右フックを浴びた藤岡が力尽きて崩れると、すぐさま宮田博行会長のタオルが飛んだ。
32歳の藤岡はこれがラストファイトと宣言しての試合だった。「今日勝って『やめるの、やめます』と言うつもりでしたが、負けです。本当にありがとうございました。最高のボクシング人生でした」と述べ、清々しく退場した。最終戦績は13勝2KO11敗1分。勝った佐藤は「ランカーに返り咲いてタイトルを目指します」と前に進む。9勝6KO5敗2分。
◇S・フェザー級6回戦
渡辺顕也(小熊)[KO5回1分36秒]鎌田士竜(戸高秀樹)
◇フェザー級6回戦
渡辺凛太郎(レパード玉熊)[判定]海野利樹(伴流)
◇東日本新人王予選S・フライ級4回戦
金田翔悟(ワタナベ)[TKO1回1分34秒]久保龍助(ワールドS)
◇バンタム級4回戦
矢野貴丸(角海老宝石)[判定]石井直輝(戸高秀樹)
◇62.5キロ契約4回戦
渡辺大貴(セレス)[引き分け]中野卓(スターロード)
◇S・バンタム級4回戦
高橋秀卓(宮田)[TKO1回1分58秒]久我柊生(本多)
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