24日後楽園ホールの「Lemino BOXINGフェニックスバトル152」、セミファイナルに登場の“スーパーホープ”坂井優太(大橋)はフィリピン・バンタム級11位のウエスリー・カガ(比)に79-73、79-73、80-72の大差3-0判定勝利。プロ入り後、初めてKO勝ちを逃したが、7連勝を飾った。

貴重な8ラウンズを経験した坂井㊧
坂井は、大差判定勝利にも納得いかない表情だった。初の判定勝ちに加え、ダウンを奪えなかったことを猛省しているのだろう。
長いフリッカージャブからの左ストレートをヒットしてスタートした坂井は早い勝負を感じさせた。だが、攻勢を仕掛ける坂井にカガが左フックを合わせると、坂井のヒザがガクンと揺れる。ダウンをするようなダメージではなかったが、坂井の焦りを引き出すような一打だった。
この日の坂井は序盤、左強打を決めたいあまりに前後の動きに固執した模様。その左のタイミングを掌握したカガにこれをかわされて右を合わされるシーンも。その後も坂井の強打に臆することなく思いきりよく攻め込んだカガを褒めるべきだろう。
ラウンドが進むごとに落ち着きを取り戻した坂井は、右ジャブから作ったり、フェイントを増やしたり、細かいステップからサイドを使ったりし、右フック、左ボディーアッパーなどを決めていく。しかし、柔軟にきびきびと反応するカガも、坂井のカウンターにカウンターで対抗するなどプロの技術やたくましさを見せた。
それでもポイント争いでは坂井の巧さが上回った。プロ入り後、最もタフで粘り強さを感じさせる相手とのフルラウンドは、坂井の将来を考えるとベストなタイミングだったろう。坂井(20歳)は7勝6KO。カガ(25歳)は7勝3KO3敗。


