元ライト級統一王者対決、ワシル・ロマチェンコ（ウクライナ）とジョージ・カンボソスJr（豪）によるIBFライト級王座決定戦が5月12日、オーストラリアのパースで行われるとのニュース。アメリカでこの試合を放送するESPNが伝えた。

　ライト級3団体ベルトが、ロマチェンコからテオフィモ・ロペス（米）、そしてカンボソスに渡っていた2020年夏、ロマチェンコとカンボソスは対戦する予定だった。ところがロシアのウクライナ侵攻を受けて、ロマチェンコが領土防衛隊入りして計画は立ち消えに。その後、3団体王者だったカンボソスはデビン・ヘイニー（米）に王座を奪われ、ダイレクトリマッチでも敗北した。

　戦線復帰したロマチェンコ（35＝17勝11KO3敗）は昨年5月、ヘイニーに挑戦して敗れて敗れた。カンボソス（30＝21勝10KO2敗）はヘイニーに返り討ちにされたあと、昨年7月の復帰戦で勝利。ともにヘイニーに敗れた元統一王者が、ヘイニーが返上したベルトをかけてサバイバルマッチに挑む。

　ESPNによると、イベントには豪州の双子ボクサー、モロニー兄弟も出場予定。兄のジェーソンは13日、アメリカでWBOバンタム級王座の初防衛に成功したばかりだ。