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メキシコの名レフェリー、ライ・ソリス死去

2014年10月4日 12時29分

 柴田国明-ビセンテ・サルディバル(1970年12月)を裁いたメキシコの元レフェリー、ジャッジ、ライムンド(通称ライ)ソリス氏が2日(日本時間3日)同国南バハカリフォルニア州ラパスで亡くなった。享年92歳。死因は発表されていないが、家族、多くの友人たちに囲まれての大往生だった。


 グアダラハラのあるハリスコ州出身のソリス氏は幼い頃にバハカリフォルニア州に移住。ラパス、ティファナなどで審判として活躍。WBCホセ・スライマン会長の信頼を得て、多くの世界戦でレフェリー、ジャッジを担当した。来日してベツリオ・ゴンサレスと小熊正二の一戦などを裁いたこともあった。そのほかラリー・ホームズ、シュガー・レイ・レナード、フリオ・セサール・チャベス、ロベルト・デュランなどの試合を担当。公正なレフェリング、常に紳士的な姿勢がファンやメディアから評価された。愛称は“ドン・ライ”。

 ソリス氏が最後に公の場に現れたのは2年前カンクンで行われたWBC年次総会。その後健康が優れなかったという。=写真は1982年11月・蔵前国技館のWBC世界L・フライ級タイトルマッチ、イラリオ・サパタvs友利正を裁くソリス氏=

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