元ＷＢＡ世界Ｓ・ウェルター級暫定王者の石田順裕（37）が３月30日、欧州モナコでＷＢＡ世界ミドル級王者ゲナディ・ゴロフキン（30＝カザフスタン）に挑戦することが内定した。実現すれば石田にとって昨年５月に続くミドル級での世界挑戦となる。

　石田は11年４月、アメリカ期待のジェームス・カークランド（米）を１回ＫＯで下してビッグネームと対戦するチャンスをつかんだ。昨年２月には元世界王者ポール・ウィリアムス（米）とのノンタイトル12回戦に判定負け。５月にはモスクワで、当時のＷＢＯ同級王者ディミトリ・ピログ（ロシア）に挑戦して判定負けしている。通算戦績は24勝９ＫＯ８敗２分。

　ゴロフキンは昨年５月に現東洋太平洋ミドル級王者、淵上誠（八王子中屋）を３回ＴＫＯで退けるなど現在６度の防衛に成功中。直近の防衛戦は１月19日で、ガブリエル・ロサド（米）を７回ＴＫＯに葬った。いまだ無敗の25勝22ＫＯ。2004年アテネ五輪ミドル級銀メダリスト。