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フルトン、フェザー級カストロに2-1辛勝 井上尚弥戦から復帰

2024年9月15日 19時45分

 14日ラスベガスのカネロ・アルバレス-エドガー・ベルランガ戦の前座に元WBC・WBO・S・バンタム級王者スティーブン・フルトン(米)が出場。カルロス・カストロ(米)とフェザー級リミット(126ポンド)の10回戦を行った。

フェザー級転向初戦は苦闘となったフルトン㊧ photo/PBC

 ジャブの差し合いでスタートした試合は3回あたりからフルトンが攻勢をかけ、スピードに乗ったパンチとカウンターでリード。迎えた5回、カストロの右が命中しフルトンは背中からキャンバスに落下する。レフェリーがカウントを数える間、フルトンは首をタテに動かしてダメージがないことをアピール。再開後カストロはチャージしたが、フルトンはサバイバルした。

 ダウンのダメージから回復したフルトンは6、7回、距離を置いて対処。一方カストロは接近戦に持ち込もうとする。8回、カストロの右でフルトンは再度ダメージを受けた。レフェリーはフルトンにホールディングの注意。9回、両者はインサイドの攻防に身を置く。最終10回はフルトンの左フックが決まった。スコアカードはジャッジ一人が95-94でカストロだったが、他の2者は96-93、95-94の2-1判定でフルトンが支持された。

 井上尚弥に王座を明け渡してから14ヵ月ぶりにリングに上がっフルトンは22勝8KO1敗。すでにWBAフェザー級2位にランキングされている。同級WBC5位カルロス・カストロ(米)は30勝14KO3敗。

 同じリングで前WBA・S・ライト級王者ローリー・ロメロ(米)が10回戦でマヌエル・ハイメス(米)に99-91(3者)の判定勝ち。ロメロはイサック“ピットブル”クルス戦から復帰を果たした。

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