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那須川天心、ピンチ乗り越えマロニーに3-0判定

2025年2月24日 20時34分

 24日(月・祝)、東京・有明アリーナで開催の『PRIME VIDEO BOXING11』でセミファイナルとして行われた119ポンド(53.9㎏)契約10回戦は、WBOアジアパシフィック・バンタム級王者・那須川天心(帝拳)が前WBOバンタム級王者ジェイソン・マロニー(豪)に97—93、97—93、98—92の3—0判定勝利を収めた。

 初回に右ストレートを食って棒立ちとなり、6回にもワンツーを打たれて腰を大きく落とした那須川。立ち上がりから強いプレスで迫ってきたマロニーを前の手でさばききれなかったが、左ボディーアッパーのカウンターで迎撃しつつ、右サイドに回り込む動きでリズムをつかむと、大胆な右アッパーや左ストレートの上下攻撃をヒット。全体的には“ファイター”マロニーをコントロールした形となった。

 特筆すべきは7回だ。チャンスとみたマロニーが勝負をかけて攻め、那須川は鼻血を流すピンチに。しかし、接近戦を仕掛けるマロニーに押し負けず押し勝ってマロニーを絡め取り、バランスを崩させる巧さも見せた。キックでの経験も大いに生きていた場面だった。

 ピンチをしのいで、ふたたびアウトボックスと大胆な攻撃を披露した那須川を、マロニーはとうとう捕えきることができなかった。

 那須川は6勝2KO。マロニーは27勝19KO4敗。

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