カネロ戦のカードで王者復帰のジャックが防衛戦　ムンギアはリベンジ戦　アフリカ・ヘビー級対決も

　５月３日サウジアラビア・リヤドのＡＮＢアリーナで行われるサウル“カネロ”アルバレス（メキシコ）vs.ウィリアム・スクール（キューバ）のＳ・ミドル級４団体統一戦のアンダーカードが17日、正式に発表された。イベントはサウジアラビア政府直轄プロジェクト「リヤド・シーズン」の一環として開催される。

　セミ格ではＷＢＣクルーザー級王者バドゥ・ジャック（スウェーデン）が１位ライアン・ロジッキー（カナダ）と防衛戦。ジャック(28勝17ＫＯ３敗３分＝41)は23年２月、イルンガ・マカブ（コンゴ）をストップしてＳ・ミドル級、Ｌ・ヘビー級に続き３階級制覇に成功したが、それ以降リングに上がっていない。ＷＢＣはジャックを休養王者へシフトした後、昨年の年次総会で再び正規王者に復帰させた。ドバイに居住するジャックは今回が初防衛戦となる。

　対するロジッキー（20勝19ＫＯ１敗１分＝30）は昨年12月、ヤミル・アルベルト・ペラルタ（アルゼンチン）とＷＢＣクルーザー級暫定王座決定戦を行いドローに終わった。それまで５連続ストップ勝ちをマークし、唯一の黒星はＷＢＣブリッジャー級初代王座決定戦でオスカル・リバス（コロンビア／カナダ）に判定負けしたもの。

　同じリングで昨年12月、地元で番狂わせのＫＯ負けを喫したＳ・ミドル級ハイメ・ムンギア（メキシコ）がブルーノ・スラス（フランス）とダイレクトリマッチに臨む。また２月22日に代理出場でＷＢＯヘビー級暫定王者ジョセフ・パーカー（ニュージーランド）にＫＯ負けしたマーティン・バコーレ（コンゴ）がランカーのエフェ・アジャグバ（ナイジェリア）とサバイバルマッチ。そしてパリ五輪銀メダリスト、マルコ・ベルデ（メキシコ）が同国のマイケル・ポリナとプロデビュー戦を行う。